2013/03/01(金)18:36
酒カス、絞りカス
先日も、「はなまる」で、りんごの皮が上手にむけるピーラーの紹介をしていた。
これらにかかわらず、いろいろな便利グッズとかアイデイアグッズがが沢山出回っている。
ひとつひとつを取って見ると、それぞれが、なかなか特徴的でとても便利なシロモノだなぁ~、と、感心のしっ放しだ。
主婦のアイデイアがヒットセラーになることもあるようだ。
これに刺激されて、智恵を絞ってヒット商品という宝の山を探して掘り当てる人々もたくさんあるようだ。
宝くじより確実だ、とも言えそうだ。
宝くじは『運まかせ・他人任せ』、こちらは、自分次第、ということも魅力のようだ。
落語家の『柳家金五郎』が特許マニア(失礼)だったことを思い出した。
かくいう、たいぞ~さんも無い智恵を絞ってみたころもあったものだ。
そして、特許の申請書を書いてみたこともあった。
勿論、特許を取れる見込みは無かったが、書き方を学んでおくことも必要だと思ったからだった。
ところが、である。
残念ながら、無い智恵というものは、いくら絞っても出ない人からは出ないものだということを、思い知らされてしまった。
しかし、そのことを知ってからは、人生でもなにごとも「押してだめなら、引いてみな」式で自分を見つめることが出来るようになったことは、大きな収穫だった。
無い智恵は絞っても出なくても、絞りカスは残っているものだろうか。
同じ絞りカスなら、美味い酒のカス並みの智恵の絞りカスが残っておればそれだけで充分に喜ばしいものだ、と願いながら、冬の毎朝のみそ汁には、酒粕を忘れず加えている。
田舎の暮らしの中では、近所付き合いというものが、都会の生活ではとうてい考えられないほどの大きな意味を持っている。
こんなときにこそ、自慢にもなにもならないような絞りかカスのような智恵が大活躍してくれるものである。
よろしければ『ポチーッ』とお願いします。