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枕木、コールタールそして松脂 先日のブログで鉄道の枕木についてYorosiku さんから質問を 受けた。何気なく書いたものだがこれを機会に枕木について 調べてみることにした。借用した写真は殆どはWikipediaや 通販カタログからのものである。 驚いたことに園芸用 として多くの通販サイトで扱っている。 ほとんど新しく作った模擬枕木で廃材枕木ではないが中には レール跡や犬釘の穴などもはっきりとした古材もある。最初に 廃材を園芸用に転用したアイデアが抜群で新しい商品分野を開拓 した人の功績である。 下のものはオーストラリアからの輸入とあるので標準ゲージ鉄道の ものみたいである。 そ れに対して下のものは軽便狭軌鉄道のものだろうか。 子供の頃、枕木はなぜ、黒いのだろうかと疑問に思って いたが、木の防水と腐食を避けるためコールタールを 塗布したものである。 昔は石炭から製鉄用にコークスを製造した際、大量に コールタールがえられ、防腐剤として広く用いられていた。 我が家にも一缶有って父が自作 の木工具に塗りたくって いたのを思い出す。 コールタールを塗っ た黒い板塀屋敷もよく見かけたものだ 本来の黒塀は柿渋に灰粉をまぜて作った防腐剤を塗ったもので ” 粋な黒塀 見越しの松に あだな姿の姿のお富さん・・・” なんて 春日八郎さんの歌が田舎の映画館で上映前に良く流されていた のを思い出す。花柳界は別として安い代用品としてコールタールが 使われることも多かった。 時代は移り今は柿渋もコールタールも無く 黒 いペンキが用いられていることだろう。 コールタール中には発がん性物質のベンゾピレンが 含まれているので現在これを防腐剤に使うことはまず無い。 コールタールは木材だけでなく金属製品の防錆にも多用 されていたので、鉄製・木製を問わず大小の船も黒い ものが多かった。 そこでもっと昔の船はどうしたのだろうかと調べてみると 松脂に突き当たった。そんな訳で次のブログでは松脂に 関することを脈絡を余り考えずに記してみることにする。 (編集機能がうまく機能せず見苦しいことは残念であります) お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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