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カテゴリ:都内散歩
豊島園(2)・山アジサイ 豊島園のアジサイガーデンも10年を経たとかでかなり落ち着いてきた。ここの 特徴として小柄な日本古来種の山アジサイとくに四国や九州の品種が多く育て られている。 山アジサイは萼(がく)咲きが殆んどであるが中には下の写真のように小柄だが 手鞠咲きの種もあるみたいだ。 山アジサイとは言え品種改良されたものが多、花火と名づけられた下の ものは線香花火の火花の図柄そのものである。 萼と花びらの比で萼が主のものを手鞠咲き、花びらが主のものを ガク咲きと称することは前に記したが、その中間的なものも有り次の ものは両者がほぼ等しい。 次のものは 萼>花びらに見え、 次のものは花びらは退化してほとんど見えない。 次の萼咲きのアジサイは「藍姫」と言う私の故郷阿波の品種で濃い藍色 (群青色、ぐんじょう)の花を咲かせる。群青はマリンブルーの顔料でラピス ラズりの細かい粉である。アジサイと言う語は“藍色の集まり”を意味する ”あずさい”に由来すると云う説(Wikipedia)もあることからアジサイ本来の 色かも知れない。 マリンブルーは白い磁気の器で水に青インクを垂らした 時の色であの地中海の色である。 次も徳島産の「剣の舞」 剣はほっそりとした花柄と「剣山」を懸けた命名だろう。 次も徳島産の「木沢の光」、ピンク色の萼はヘラ状で珍しく八重咲きのもの。 次の純白のレースを思わせるものは「羽衣の舞」 写真がぼけてしまったが次は「白富士」 売店の横には盆栽仕立てのアジサイが展示されている、苗と苔を買うと この苔仕立てを指導してくれるみたいである。 山ツツジにしては小柄で可愛さがあるのか前に記した「剣の舞」と「木沢の光」 の盆栽仕立てが展示されていた。 寺社や個人宅の垣根で見かけるのは殆んど西洋アジサイであり、箱根など 野山で見られるのは多くガクアジサイである。豊島園の山アジサイは珍しい ものが多く、有料だけのことはあると思う。 以上たかがアジサイ、されどアジサイである。お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2012.06.18 16:41:49
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