愈々庵気まぐれ日記

2012/12/11(火)08:43

東京・多摩センター

都内散歩(286)

多摩センター 先日放送大学で内海清美と言う紙人形作家が和紙による源氏物語絵巻について講義していた。人形を常に「ヒトガタ」と呼び、無彩色の和紙の素材で色調を整え、芯、面、紐など100%和紙で製作している。Webで調べると多摩センターに源氏物語絵巻の常設展字館があるので出かけると言う。こういう時不整脈の持病を有する相棒の頼りない衝き添いとして出動することになる。京王線多摩センター駅を出ると正面に広い通りが山上に向かって真っすぐ伸び丘の上に凱旋門のようなものが建っている。美術館は駅前と言うことであったが予想に反してデパートやホテルが視界を遮る。ホテルの案内など何人かに聞いても要領を得ない。市の交流センターで案内を乞うとWebで調べてくれ、先ほどエレベータで登ったビルを教えてくれた。この時点で後期高齢者は体力を使い果たしてしまった。どうも或る建築・リフォーム会社のスポンサーで常設展示館が有ったが最近(?)その会社が無くなり、展示館も無くなったが、その際ホームページを整理しなかったのが真相らしい。仕方無くカフェで昼食をとり丘の上に登ってみた。この丘一帯はパルテノンと称し池とアーチ状の建造物を備えた公園になっている。メタセコイアの木が目に入ったので歩を進めるとそこは小さな温室を持つプチ植物園である。温室脇の木道にはミズキ、楢、トウカエデ、メタセコイアの枯葉が折り重なっていた。温室入口には樅の木に白いクリスマス飾が飾られている、よく見るとこれは何とポップコーンではないか。なかなかいいアイデアである。ハロウィーンを過ごした各種のカボチャが飾ってあった。それだけで美しい。(どうもおかしい、もうこれで容量オーバーである。)

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