ローズガーデンに咲く諸花

2015.06.02

(2)

テーマ：花・草・樹木(333)

カテゴリ：野山、植物園、花壇の花

本来はまだ春爛漫と言う季節であるが近年は気候の運行スピードが速く
各地で猛暑日のニュースが報道されている。ローズガーデンでもバラ以外に
春から初夏にかけての花が満開である。谷にそってバラの谷を下るに
つれて多くの花が見られるがその一部を順不同に掲げておく。
今我が植え込みにも咲いている「フランネル草」、葉っぱが織物のフランネル
のような産毛を有している。
更に大きくて厚い産毛をはやした葉を持つ「ラムズイヤー」、
まさしく子羊の耳のようである。
道路わきから坂の下を見るとヤマボウシの木が真っ白な花を付けている。
枝のてっぺんに白い花を咲かせる珍しい樹木である。
大柄のジギタリスがいたるところで咲いている。これは毒を含み、それは
「強心配糖体」の名で知られる心臓の動きを励ましてくれる強心剤である。
西洋ではあまり好まれておらず不吉な花とされているようだ。
そのジギタリスと花形が酷似している「カンパニュラ」が色違いで何種か
咲いている。カンパニュラは学名のラテン語で「鐘」を意味し、日本語では
「風鈴草」とも言う。
ところがその種類はきわめて多く、下のキキョウにも似た紫花も
カンパニュラ・メリーベル。キキョウとは花期や花びら模様が違う。
もっと驚いたのは花ニラのような花形で腎臓型（分かりやすく言えばハート型）
の葉っぱは初めて目にしたので園芸員のお姉さんに聞くと、これも「カンパ
ニュラ」の一種だという、頭をかしげていると学名はカンパニュラ・ｘｘｘですと
釘を刺された。一般名はカンパニュラ・メリーベルだそうだ。
ところどころ支柱にクレマチス（鉄線）が巻きついている。
足元には淡いピンクの「アスチルベ」が美しい。シモツケ草にかなり似ている。
色着き巨大ネギ坊主は「アリウム」マリモのような形である。
階段脇にはハルジオンだかヒメジオンだか私には区別できないが
野生種とは思えない美しい花形と色の園芸種雑草（？）が美しい。
ローズガーデンの下部谷が尽きる辺りにはハーブ園が有る、バラだけで
一年中客が呼べないことは明らかで香水を自作させたり工夫をしている。
ラベンダーに花期が有るのかどうか知らないが独特のあまり可愛いとは
言えない花が満開で辺りは芳香に包まれていた。

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Last updated 2015.06.02 12:35:51
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