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愈々庵気まぐれ日記

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2017.05.08
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今年の家族春合宿は大船駅前のJR系ホテルに宿をとった。
前日の円覚寺へは横須賀線で一駅、2日目の鎌倉へは2駅の便利さである。
JR,江ノ電、モノレールなど乗り放題の一日券を買うと便利である。
鎌倉駅から「江ノ電」で長谷に向かう、前日のニュースで大混雑と報道
されていたので駅近の利点の特権で早く出発した。
要するに首都圏からの日帰り客の行動パターンを1時間先行すれば
乗り物の混雑は避けられる。江ノ電を長谷で下車し大仏に向かう、
「鎌倉や みほとけなれど 釈迦牟尼は 美男におわす 夏木立かな」
と詠んだのは与謝野晶子、残念ながら大仏様はお釈迦様ではなく
阿弥陀さまである。しかし美男顔なことは事実だろう。
仏と言うより近所の小母さん(男だが)の感じ。

この大仏様は奈良の大仏様の3分の2の大きさだそうだ。
そして建立当時は奈良の大仏さま同様大仏殿で覆われていた、
その柱の跡は下の写真の列石として今もそのまま残されている。


次いで近くの長谷寺に参詣した。山門に入る前にタブの木の巨木があり
古木の宿命で途中で折れているがそこは強い生命力で若枝を伸ばしている。
なぜか大木は人を惹きつける力がある。


長谷寺は大和の長谷寺を開基したとき樟の大木から2体の十一面観音像を彫り
その一つを本尊とし、もう一体を開眼供養した後行基菩薩によって海中に奉じた。
後年その観音像は三浦半島に流れ着いた像を本尊として鎌倉に長谷寺を建立した。

観音様は常に優しい面立ちで女性的に表現され、女性と理解されている場合が多い。
何方の性でも良く便利な存在であるがおそらく日本人の便宜主義によるものだろう。


豪壮なつくりの本堂(観音堂)


奈良の長谷寺に比べてこじんまりとはしているが寺内景色や展望景色において美しい寺である。

苔の美しい灯篭

葉っぱから花柄が出ている「ハナイカダ」が実をつけている。
さらに成熟すると黒い球体の種が葉っぱに着いてくる。


黄花エビネラン

孟宗竹の筍

経蔵の釣り灯篭は竹林とのコンビネーションが絶妙


ハクウンボク 白い花が連なる様子を白雲に例えての呼び名。


長谷詣を済ませ次に向かったのは江の島、江ノ電「江の島駅前」の道路手すりには
小さな鳩の像が設置されており、一人の女性が常に季節の服装をさせているのだそうだ。
今は2代目の人が後を継いでいるがSNAを通じて外国人観光客に広がり大人気なのだそうだ。


人波にもまれながら江の島手前の片瀬海岸に移動した。
今は下の写真のように巨大な御影石の彫刻を備えた超大なコンクリート橋になってしまったが
本来満潮時だけ島と本土の間に砂洲が現れていた。
信仰の地であったりいろいろな意味でフランスのモンサンミシェルに酷似している。
私が知った昭和30年頃には貧弱な木造橋が架かっており、
私の友人が島の子の家庭教師をするため通っていたことを思い出す。


夏日のこの日片瀬海岸では泳いでいる子供もおり、浜は人でいっぱいだ。
驚いたことに普通は山や林の上を飛ぶトンビがおびただしい数で海の上を舞っている。
どうも目的は観光客の残したものらしい。のんびり空を舞っていると思ったら
突然急降下してサンドイッチを食べている女の子の手から獲物を奪い去ってしまった。
実に危険である。ただトンビにしてみれば逃げ回る小動物を追っかけるよりは
この方がよっぽど楽なハンティングなのだろう。


江の島駅のあたりは鎌倉時代の「瀧の口刑場」でこの近くで日蓮上人が鎌倉幕府の弾圧にも
かかわらず辻説法を繰り返して捕えられ、死罪の執行を受けようとしたとき突然の落雷で
執行吏が打たれてしまったと言う「日蓮聖人法難の碑」が近くの滝口寺にある。
また近くの常立寺には属国化を求める「元の使者」を時の執権時宗の命で処刑した塚もある。


結局のところ合宿第二日は孫たちに歴史を刷り込みながら寺巡りに終始した感じであった。





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Last updated  2017.05.08 10:50:11
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