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愈々庵気まぐれ日記

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2017.05.13
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私の散歩は石神井川にそってあるくことが多いが、2回にわたって
記録してきた「散歩道の花」は川沿いの遊歩道の花であって水際の花ではない。
近所の石神井川は20年位前に大改修が行われ、3面コンクリートの川と言うよりは
大きな溝でまったく味気ないものである。それでも20年も経つと
川岸に土砂が堆積して島や陸地が出来てそこにまず水草が生える。
そして何年か前にはバイカモ(梅花藻)が爆発的に生育した。
すると時を同じくしてハヤ(正確にはウグイだと思う、類魚をまとめて
ハヤと称す)が爆発的に発生し、放流した巨大な鯉も泳いでいた。
残念ながら上流で拡幅工事が始まり、連日泥水が流れるとそれらは絶滅してしまった。
昨年あたりから川床が小さな水中植物で覆われだした、今はそれらが
水面上に出て来て数十センチもの高さに成長しオオイヌノフグリに似た花をつけだした。


今では堆積土や浅瀬の広い面積がこの花で覆われている。最初までその葉の形や生える
場所から蓼の一種だと思っていたが花がきれいで私には見覚えのない草であった。

調べてみるとそれはオオカワジシャと言う植物らしい。
今では川の水面のかなりの部分がこのオオカワジシャで覆われている。



オオカワジシャと張り合って自生しているのが背丈も同じで葉っぱもよく似ている
白い花の水生植物。今のところオオバタネツケバナではないかと思っている。



タネツケバナと聞くとすぐにズボンに種がくっついて取れないイノコズチを連想するが、
オオバタネツケバナは「種付け」ではなく「種浸け」だと分かった。
この花が咲くと稲の苗代を作るため籾を水に浸す作業を始めることからついた名前だそうだ。
北アルプス白馬岳の白い馬型の雪形が現れると苗代を作るというのと同じ発想である。
クレソンとよく似た環境に生育し、実際オオバタネツケバナは食用にもなるようである。

長々と記録したが正直言ってこれがオオバタネツケハナと言う確信はない。
今石神井川の水際はオオカワジシャとオオバタネツケバナが領地争いを繰り広げている。
住み分けの知恵はないようで隣り合って領地争いである。
まさしく戦国時代であるが数年後はどちらの天下になっているのだろうか。


上の二者が半分水中に生えているのに対し、両岸ののり面に石積みの間からたくましく
成長しているのがヒメツルソバ。これも10年位前からよく目にするようになってあっと
いう間に広がった野草である。



Wikiによると花も葉も蕎麦に似ているのでこの名があるという、
私には全く理解できない記述がある。百歩譲ってツルソバと蕎麦の類似性は
写真を見ると理解できる。蔓性ではないがイヌタデは葉の模様や房状か
金平糖型は別にして花房が似ている。分類額上は確かにタデ科らしい
「ヒメツルコンペイトウ」くらいでどうだろうか。
寒くても、湿っぽくても,乾燥していても逞しいことこの上ない植物である。


初夏を思わせる陽光の中、昨年一生を終えたススキの穂が激しい
野草の生存競争の中で泰然と風に揺られていた。


さらにその横では今年生まれてもうこんなに大きく育った鴨たちがまだ親鳥と一緒に
10羽位のグループを作って頭を川底に、お尻を青空に向けて何やら漁に励んでいる。
川虫を探しているのだろうか藻の根を食べているのだろうか。
ここの鴨はいつも大仰で品の無い声で喚き、そろってはげしく飛び回っている。
渡り鳥の習性を失った鳥であるがその飛翔形は力強い。







Last updated  2017.05.13 11:17:59
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