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愈々庵気まぐれ日記

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2017.05.18
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昨日のブログにバラ園に咲くバラ色のバラをコレクションしたが、園内は必ずしも
バラばかりではなく季節の草花も一緒にイングリッシュガーデン風にしつらえてある。
それらが今一緒になって咲き乱れているため洗練されたとは言い難いが、
それだけにけんらん豪華な雰囲気を醸し出している。
いっぽうで各花には名前、産地、学名などが示されているので
いろんな切り口で鑑賞することが出来る。


勿論ベンチやテーブルも随所に配置されており、
大切な時間をここで消費するのは決して浪費ではないと思う。


バラ園内と外部道路の間は低い柵と花壇で仕切られているだけで、通りがかりに
園内のほぼ全貌がつかめるのもいいことだ。有料のバラ園ではこうはいかない。

バラの楽しみはその色形にもあるが色香も大きな魅力である。ここでは随所に
バットが置かれその中にバラの花を挿したガラスコップが置かれて下のような看板が。


こうすることによってしゃがみこんだり花を手で顔に近づけたりしなくて済み花も傷まない。



この日も多くの老人たちが鑑賞に来ていた。介護センターやデイサービスセンターの
老人たちが言葉少なに「綺麗だねー」と囁きあっている。




多くの人は歩行が不自由で花に接近することもできないが、バラのコップを
回してかいだり、ケアワーカーの人がコップを持って車椅子の人に匂わせたりしている。
無口の中にもバラの華やかさと芳香に自分の人生の
「バラの季節」を思い出している人もいるだろう。
確かにこれらの刺激は老人たちの精神的・肉体的癒しにつながることだろう。




高層住宅に囲まれた一角でありながら辺りは高いメタセコイヤや杉の木立に囲まれて
あたかもヨーロッパの片田舎にいるような錯覚を覚える場所である。
税金の使い方として区民の最低生活を維持するとともにこのような生活の質を
高めるための施策も大切なことであろう。


芝生の椅子に腰を下ろすとテーブルにはガラス鉢の水に浮かせた野バラが浮かんでいる。


ゲーテ作詞でシューベルト、ヴェルナー、ベートーヴェン、シューマン、ブラームス
などなど150曲ものメロディーがあるというあの「野ばら」がふと思い出された。
私が大学時代のドイツ語クラスで習い、その一節を覚えている唯一のドイツ語の歌詞である。
Sah ein Knab ein Roeslein stehn, Roselein auf derbHeiden ----。
これはゲーテがストラスブルグで過ごした学生時代の恋愛体験を謡ったものだという。
やはりバラは青春のものだろう。






Last updated  2017.05.18 09:34:57
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