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愈々庵気まぐれ日記

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2017.06.15
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散歩の途中の小さな公園にある一本の八重桜の木のある一本の枝は毎年初夏に紅葉する。
変な話だがここ数年毎年確認している、それも決まって特定の枝である。
紅葉すると言っても緑からから赤に変色するのではなく、その逆である。
不思議なことにこの枝は他の枝のように4月に若葉を出さないでいて、
枯れたのかと思っていると6月になって赤い葉を出し、これから緑化して普通の緑葉に成長する。
普通樹木の葉ではまず葉緑体が出来てみずみずしい新緑を楽しませてくれるが、
それから赤い色素が出来ても緑に隠されて赤は認識されず、どちらかと言うとどす黒い緑になる。
そして秋になると緑の色素が壊れ、赤い色素が残るのが紅葉である。
それがこの枝では先に赤い色素が出来次いで緑の色素が生成するようである。







同じ挙動はよく垣根で見かけるオオバアカメガシワがある。
早春に真っ赤な葉を出すが今はもう全然存在を主張しない垣根の雑木である。
ちなみに大葉赤芽も理解できるがこの木はトウダイグサ科の植物でとは似ても似つかない。
一説に昔柏の葉に食事を盛った、そしてこの木の葉を代用したことも有ったと言う。
そこで大葉・赤芽・柏となったらしい。
検索中にベニガシワと言う本物の柏の木があることを知った。
こちらの名は秋の紅葉から来たようで正統派の命名である。

           四季の山野草より転載

ちなみに植物の葉っぱの第一の仕事は光と二酸化炭素から光合成で炭水化物の合成である。
太陽光は赤・橙・黄・緑・青・藍・紫と多くの色の光からなっている。
赤い光を吸収するものは緑に見える(補色)、また緑色を吸収するものは赤く見える。
緑だけの葉は赤い色の太陽光しか吸収しないので葉は赤い色素も含んで緑や青の光を集め、
それを光合成系に渡して太陽光を有効利用していると言う訳だ。
この赤・黄系の色素はカロチノイドやアントシアン、フラボン系の色素である。
普通緑の色素が最初に生成するので気が付かないが、オオバアカメガシワのように

すべての植物がまず赤い色素を生成し、ついで緑の色素を生成してくれたら
我々は春・秋と年2回紅葉を楽しむことが出来ると言う訳だ。
したがってこの公園の特定の枝からDNAを採取してクローン桜を作れば
桜を好きになる人が激増するかもしれない。
クローなどと言うと恐れる人がいるかもしてないがソメイヨシノは種からできるのではなく
すべて接ぎ木で作られるクローン植物だということだ。
なんだか怖くて楽しい想像である。







Last updated  2017.06.15 11:19:53
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