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愈々庵気まぐれ日記

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2019.02.02
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テーマ:国内旅行(1392)
カテゴリ:国内旅行
年齢を重ねてあまり長い旅ができなくなり最近は近場の富士周辺をめぐる小旅行が多くなった。
それも昔と違って勝手知った定宿に泊まることが多く、
今回も熱海市中を避けて錦ヶ浦にあるホテルを選んだ。
かっては自殺の名所でもあった景勝地・錦ヶ浦はアカオ財団によって
きれいに整備されており静かなロケーションが気に入っている。

部屋に入ると目の前は相模湾で目前には海しかなく、左に真鶴岬、
この日かすんでほとんど心眼でしか見えなかったが正面はるかには房総半島、
右には伊豆半島の付け根の宇佐美方向が望める。
気のせいか空と海の境は確かに曲線で地球が丸いことを実感させてくれる。


目前には初島がはっきり見える、この島は最近までは漁民しか住んでいなかったが
近年は観光開発が進み全島がレジャーランドと化している。


目の前を白いフェリーが白い波を立て、熱海港から10キロの海路を30分で結んでいる。

部屋の窓際に立ち直下を眺めると錦ヶ浦の入り江と断崖の上にある遊歩道の芝生が美しい。
昨年の台風では大量の水しぶきがこの芝生広場の下にあるホテルのレストランの窓を壊してしまった。


白い岩飛沫の崖上には人工プールのような水だまりが見える。

早朝カーテンを開けてみると朝の光が天から海上を伝って私たちのすぐ手元まで届いていた。
まさしく、海(あま)は天(あま)に通じている気がするひと時であった。




翌朝梅園へのバスに乗るため系列ホテルに移動する途中の遊歩道に『五龍の松』がある。
銘盤によると、この松はこの地に一本だけあったがその松が雷に打たれ飛び散った
その時根元から数十匹の龍が争いたち天翔け上った。その株の小枝が長じて
五龍の姿に育った、そこでこの松を『五龍の松』と呼ぶようになった。
『五龍の松』は強力なパワースポットとして願い事を叶えてくれるという。


松の木の近くに石の碁盤が置かれている。このスポットは源頼朝が伊豆山神社に
先勝祈願に来た時、軍師日金仙人と碁を打ちながら平家討伐の戦略を練ったという
伝説に基ずく碁盤だそうだ。


陽光燦燦とした日に打ち寄せる波の音を聞きながら白い顎ひげの仙人と若き頼朝の
二人の対局を想像するのも旅のロマンである。






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Last updated  2019.02.08 17:42:55
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