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愈々庵気まぐれ日記

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2019.12.12
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散歩目的で時々足を延ばすところに石神井公園がある。
今の練馬、豊島区辺りを支配していた豊島氏が太田道灌に攻めらて
居城・石神井城が落とされた。その際、城主豊島泰経と
その娘照姫が金の鞍を付けた馬に乗り三宝寺池に沈んだという
言い伝えがが残っている。現在三宝寺池は自然保護地とされており、
なるだけ人の手を加えないように自然を保護されている。
誰かの創作であろうが池の湖底には金の鞍があるというわけだ。
毎年5月には従者を従えて豊島氏一族が時代行列を繰り返している。


そんなわけで石神井公園の周りにはいくつかの寺があり、
中でも三宝寺は豊島氏の菩提寺で、江戸時代は将軍の鷹狩りの際の休憩所
として使われていたので瓦などには三つ葉葵の紋が刻まれている。


本堂には大きな龍や仏話上の人物などの彫り物が掲げられえいる。


実はここの寺の大黒堂の地階が地蔵堂になっており、自由に拝観できる。
ただし自分でドアを開、照明スイッチを入れて入場する。
ドアが住宅のドアのようなので参拝する人もほとんど気付かずに
過ぎて行ってしまう。ここには一見どころか百見に値する
現代曼荼羅絵が壁画に描かれたている。
この曼荼羅絵には最上段に聖人あるいは聖人並みに人類の福祉に貢献した
偉人たちが描かれお茶ている。お釈迦様を中心にして向かって左側には
西洋の偉人たちが、右側には東洋の偉人たちが描かれている。
曼荼羅絵の中段には釈迦の左側に釈迦の一生が描かれ、
右側には人間界の生が営みが描かれている。
人間界の末端には荒川静香さんや早実の斎藤佑樹さんも描かれている。
仏画家の染川画伯によるものであるが、画家はスポーツが好きなのだろう。
左翼・右翼そして下段には餓鬼道や地獄が描かれている。


地蔵堂であるから水子地蔵の奉納段もあり、天井は仏の絵を散らした
格天井になっている。よく見ると彩色された絵と素描の絵がある。
一桝似つき3万円を納めることで誰でも天井画を奉納できる。


奉納者は
素案デッサンに彩色して奉納する方式である。
まだたくさんの桝が素描だけで残されている。


裏の墓地には巨大な観音像が建てられている。
観音様には一面だけの聖観音像、十一面観音像、千手観音像、
如意輪観音像があるが、この寺には隣に如意輪観音堂もある。
私は知らなかったが如意輪観音様は何本かの腕を持、その腕の一本には
如意宝珠、もう一本委はの腕にはは宝輪を捧げているらしい。
何年か前に孫が保育園学芸会で孫悟空を演じて孫の手のようなものを持って
踊っていた。私の問いに「如意棒って言うんだ」と教えてくれた。
法会で僧が持つもので「意のままになる」道具らしい。
孫の手も手が届かないところを意のままに掻く子とが出来るので
重宝するが仏さまも背中がかゆかったのであろうか。



案宝寺の並びには「道場寺」がある。歌舞伎で有名な「道成寺」
ではなく「道場」で鎌倉、鎌倉時代禅の道場として
栄えた寺だ。
ここは紅葉が美しいので毎年この時期には必ず訪れている。


こじんまりとした寺であるが一つ一つの作りが絶妙である。
小さな門には立派な扁額が掲げられ左右二本の赤松の木肌が美しい。


門をくぐるとすぐ左に三重塔が立っている。もう30年位前になるだろうか、
この塔が建立されたとき全体がそう総白木で強い太陽の下光輝いていた。
神社と違い寺の建物で白木と言うのは珍しく今でも、強く印象に残っている。
それにしてもモミジ葉を透かして見る塔は今や貫禄十分である。


この寺周りの紅葉は毎年絶対に期待を裏切らない色を見せてくれる。


参道を挟んで塔の反対側にはえらに寺にふさわしい規模の鐘楼があり、
ぐるりとモミジに囲まれている。
この寺はは隣の三宝寺と違って散歩ガイド本にも記載がないらしく
いつ訪れても人影が見えないが、秋のひと時ここを訪れない法はないと思う。
今年も期待を裏切らなかった道道寺のおもてなしに感謝である。






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Last updated  2019.12.12 10:20:23
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