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愈々庵気まぐれ日記

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2020.01.07
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Klondike Gold Rushについて調べていて航空写真を見ると奇妙な模様が目に入った。
Kondike Riverに沿って毛糸がこんがらがったような模様である。





上の二枚の写真でKlondike Riverの流れに沿ってたどると分かるが、
この川の景色とBonanza Creek の景色が違うことに気づく。

Dawson Cityでは左下から流れ込むユーコン川と右側から流れ込む支流の
クロンダイク川が合わさっており、それに挟まれた一帯がKlondike地区である。
そしてDawsonの町はずれのクロンダイク川に流れ込む赤丸で囲んだところに
Bonanza Creek という谷川がある。この谷の元の名はRabbit Creekで
あったがGold Rush以降"Bonanza Creek"に変えられた。
King Solomon Domeと言う山から無数に流れ出る谷の一つの
この谷で1886年に金塊が発見されGold Rush多とが始まったという訳だ。

”Klondike" とかBonanza"とかいう単語は古い映画ではよく耳にする言葉だが、
「クロンダイク」は原住民(エスキモー、イヌイットを経て今はFirst Nation
と言うらしい)の言葉で川に杭を打ち込んで罠を作り鮭を取って平らなところで干す
ことを表すらしい。「ボナンザ」は元々スペイン語で「豊かな鉱床」を意味するが、
いずれも現代では縁起の良い言葉で「一獲千金」「大当たり」「思いもよらない幸運」
「掘り出し物」などの意味で用いられることが多い。


1960年カナダの国立公園を管理する”Parks Canada" によって金塊が発見された
ポイントに昔の採鉱設備が復元され、Dawson の町も劇場などが復元されて観光スポットに
なっている。Klondike地区をGoogle Earthを調べていた時、
下の写真の動物の小腸のような地形を見つけた。


拡大してみると斜めに走る白い一本の道(Klondike Highway)の周りに
うねうねとチップを積み続けたジグソーパズルのような感じである。


道路を挟んで反対側には市街のような工場のような平地の地所も見える。


拡大してみても日本でよく見かける人参のトンネル栽培のようなものである。


その成り立ちは下の写真を見ればわかる。箱型の浚渫船が左のアームで鉱石を
すくい上げ船内で水を流して選鉱し、屑岩を右のアームのベルトコンベアで運んで
廃棄してKlondike Riverの河岸に芋虫のような地形を生んでいる。
浚渫船が通った後は水路となり水辺には植物が生えて緑の縁取りを作っている。

2017年3月7日のカナダの新聞”National Post"の記事に下のような見出しがあった。
”worm-like piles of mine tailings", たしかに芋虫の集団にみえる。
Yukon 政府はこのまま保存して文化遺産として世界遺産にしようと考えているようだ。
日本の佐渡金山や石見銀山が世界遺産なのだからそれもありかと思う。
確かにある程度保存政策をとらないと三つ上の写真のようにこの鉱滓を均して
水路を埋めるとすぐに平地が誕生する。

さらにGoogle Streetで探ってみるとそれは明らかに岩屑の山である。


そこで思い出したのはここが金の露天掘り鉱山だということ。
水路に囲まれた瓦礫の山も時間がたてばヤナギラン(firewood)とや荒れ地に
自生する樺のような蒲木から針葉樹に移りいつか森になるのだろう。


冒頭で指摘したがKlondike River とBonanza Creekでは景色が違う。
後者のGoogle Earth を見てみると下の写真のようで芋虫がいない。
すなわちクロンダイク川では主として浚渫船が主力であったが、小さな谷の
Bonanza Creekには船が入れず道路、道路工事のような掘削機で
鉱石を掘っているのだろう。



驚いたのは下の写真でこの画像の取得日が2019年6月7日となっている。
このBonanza谷の少し上流を探すと、そこには小屋や作業車が写っているではないか。
現代の一発屋か地道なレやアース鉱石発掘かわ知らないがあのBnanza Creekが
まだ生きていることを知ってブログネタ探しが金鉱を掘り当てたような気分になった。



人間は今までに全世界で140,000トンの金を掘ってきたという、そのうち
9,550トンがカナダ産で全体の6.8%に当たるそうだ。Klondike地区の産出は
430トンに過ぎないが伝説的Gold Rushがその名(悪)声の元である。
Klondikeでの金採鉱は第一次世界大戦に際して一時盛り返したが、第二次大戦時は
他の金属採鉱に追われ衰退し、1966年に大きな採鉱会社が閉鎖されて事実上
採鉱企業は無くなったとされている。
現在は”Bonanza"の語に値する鉱脈もなくもっぱら観光業でもっている。


今では観光企業がBonanza Creekに採掘権を持っており,
観光客を自分たちの採掘スポットに案内し砂金探しをさせているようだ。







Last updated  2020.01.07 11:24:35
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