愈々庵気まぐれ日記

2020/04/06(月)12:44

若い鳥たち

都内散歩(286)

東京の今年の桜開花は3月16日であった。それからもう3週間が経過したのにまだまだ姥桜なんてものじゃない、さすがに青春期とは言えないがまだまだ葉桜には程遠い壮年期の風情である。 そしてこれからは枝垂れ桜、八重桜とまだまだ桜の季節は続く。 そしてソメイヨシノと共演するのは山吹の花 太田道灌ではないが八重の山吹には実が成るが一重には実がない。 「七重八重 花は咲けども 山吹の 実の一つだに 無きぞ悲しき」 貧しい一家に蓑(実の)は無くとも心は豊か。 一方使い捨てビニル傘は多々あれども心貧しき現代人。 散歩道の川面には多くの鴨たちが泳いでいたり、 お尻を空に向けた姿勢で潜り食事している。 この春に生まれた若鴨たちも、もうこんなに成長している。 どこか痒いのだろうか、この子は勢いよく水しぶきを上げて水浴の最中 散歩ルートでは三羽のシラサギが人の目には見えない魚・虫をあさっている。 片足で立ち、もう一つの足を水中でびりびりと振動させて餌を水藻から追い出す。 多分大人の二羽は夫婦と思われるがいつもかなりの距離を置いて行動している。 三羽目の鷺は明らかに子供で、エサ取りもたどたどしい それどころか奇怪な行動をとる。 この日は高い桜の枝にとまって動かない。 長い人生で枝にとまったゴイサギはよく見かけたが シラサギが桜の枝高く留まっているのは初めて目にした光景である。 大志を抱く若きシラサギに栄光あれ!!

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