21世紀を生きる人々へ

■   「 21世紀を生きる人々へ 」




戦後の日本、私たちは敗戦によって非常に貧しい暮らしを耐えて
きました。その後、私たちはその状況から抜け出してより良い
暮らしをし、幸せになるために便利・豊かさを求めてがむしゃら
になって働きました。そのおかげで、そのあと日本は大きく経済
発展をとげてきました。



そして、

現在、私たちは便利で物質的に豊かな社会を作り上げました。



けれども、それで私たちは幸せになったのでしょうか?
そうとは思えません。




物質的には豊かになったけれども、なぜか心は満たされません。




私たちとは対照的に外国のまだ文明化されていない自然の中で
暮らす原住民をよくTVで見ます。彼らは私たちより不便で物質的
には貧しく、多くを持たない生活をしていますが、私たちより
はるかに幸せで心豊かな生活を送っているように見えます。



私たちは物質的に豊かになった代償として自然破壊、環境問題を
起こし、地球を壊しつつあります。そして、心が貧しくなり、




何か大切なものを忘れかけてしまっているように思えます。




それでも、多くの人が今でも幸せになるためにお金持ちになり、
さらに物質的に豊かになることを目指しています。そして、実際に
何人もの人々が成功しお金持ちになっていきました。



けれども、はたして彼らは幸せになったのでしょうか?




必ずしもそうとは限りませんでした。




お金持ちになりたい、大きな家を持ちたい、きれいな服・宝石
を持ちたい、誰よりも偉くなりたい、いい地位につきたい、
誰よりも頭が良くなりたい、賞を取って認められたい。



成功したい。



誰もが思い描くことです。こういう気持ちを持つことによって
私たちは駆り立てられ努力し、成長するのかもしれません。



しかし、こういった成功を達成しても必ずしも幸せになれるとは
限らないのです。あまりにもこういった成功に執着しすぎると、
成功の負の面に陥ってしまう不幸な成功者も少なからず出て
きます。いわば、成功に踊らされてしまう人々です。



私は300人近くの世界の各分野(ビジネス・政治・芸術・
スポーツ・冒険・映画・音楽・宗教など)一流の成功者、
著名人、お金持ちを調べました。
   



一見、成功しているような人でも、



毎日の仕事に追われ大切な夫婦・家族・友人との時間が持てなく
なり、離婚・家族崩壊・人との信頼関係が持てなくなり孤立して
しまう。

仕事のストレスで健康を害してしまう。

仕事中毒になってしまい、ささやかな自分との対話する時間、
趣味の時間、休暇が取れなくなってしまう。

自分の本当にやりたいこと、そして、自分までも見失ってしまう。

成功を装うために多くのお金を服、車、時計などに浪費して
しまう。さらには借金までしてしまう。

成功の慢心が原因で大きな失敗をしてしまう。



といった問題を抱え、幸せとは限らない人々が少なからず
いました。




あのジャックウェルチは

GEの改革に成功し、素晴らしい経営者としての賞賛や莫大な
報酬を欲しいものにしましたが、家庭では妻と離婚することに
なり、慰謝料をめぐって訴訟にもなりました。経営者としては
成功しましたが、家庭人としては失敗してしまったのです。



浜崎あゆみは

日本レコード大賞に連続3回、輝くという偉業を達成し、出す
アルバムすべてが何百万枚におよぶほど、歌手としては成功し
ましたが、以前放送されたドキュメンタリーでは、自分を人間
としてではなく「商品」して会社に見られてしまう葛藤、仕事
の多忙による片耳の難聴、体はボロボロになりながらもステージ
に立ちつづける姿、成功者の孤独など、彼女の幸せとはかけ離れ
た成功をしてしまった一面が赤裸々に放送されていました。



神田昌典は

世間的には成功したコンサルタントとしての賞賛を得たが、
家庭では離婚の危機や子供の原因不明の病気、社員がストレスで
どんどん倒れていくといった成功の負の面に陥ったしまった失敗
を最近の著書で反省の思いで語っています。




成功には落とし穴があるのです。




不幸な成功者は幸せを物質的豊かさばかりに求めすぎる傾向が
あります。また、仕事に重心がいき過ぎて、家庭・友人などの
他にも人間として生きる上での大切なものとのバランスが崩れて
います。



不幸な成功者の特徴
http://plaza.rakuten.co.jp/tajin/12000

(※実際は不幸な成功者・幸せな成功者と簡単に分けられるほど
単純ではなく、話を進めていく上で意図的に分けたものであること
をご了承ください)



ただ、彼らの人生がダメだと言っているのではありません。
仕事一筋で充実した人生を送った人やたくさんの物を持って
満足した人もいます。


また、不幸な成功をして失敗をしてしまっても、それはその人の
学び・成長の過程でもあるのです。失敗から学び、それを糧にして
成長していき幸せな成功をしていく人もたくさんいるのです。





その反面、成功の負の面に陥らない幸せな成功者・お金持ちも
いるのです。そうした人々を調べていると彼らがある共通した
考え方・信念・行動をとっていることがわかってきました。


幸せな成功者は物質的な豊かさからも幸せを得ますが、それに
とらわれません。あまりにもそれに執着しすぎると、問題が
起きることを知っています。物質的な豊かさは成功の一部として
しか見ていないのです。



それよりも、精神的豊かさを求めることを重視していて、それを
本当の成功としているのです。幸せは外的な物や便利さからより
も内的な精神の向上によってより深く得られることを知っている
のです。そして、何よりもバランスを大切にします。



幸せな成功者の特徴
http://plaza.rakuten.co.jp/tajin/13000

(※実際は不幸な成功者・幸せな成功者と簡単に分けられるほど
単純ではなく、話を進めていく上で意図的に分けたものであること
をご了承ください)






そして、私が何よりも心配しているのは多くの人々が今、不幸な
成功者の物質的豊かさばかりを求めてしまう価値観に陥ってしまっ
ているのではないかということです。物や便利さばかりを追求して
も人は幸せにはなりません。



さらに、問題なのはこれは一人の人生の問題だけではないという
ことです。私たち人全体の問題でもあり、地球に生きる
生き物すべての問題でもあり、これから生まれるすべての
命の問題でもあるのです。




多くの人が物質的豊かさばかりに幸せを求めるようになってしまう
と、地球が大変なことになってしまうのです。(すでに、もうなり
かけています)私たち人類が地球上に100万人ぐらいしかいない
のだったら、それでも大丈夫でしょう。


しかし、いま地球には60億人がいます。少なくとも三分の一が
物質的豊かさを重視する価値観を持っているとしても、20億人
です。その人たち誰もがお金がもっと欲しい、物がもっと欲しい
と欲望の赴くままに行動してしまったらどうなるでしょう?


残念ながら、今の私たち技術では宇宙から資源は取れませんから
地球から資源を取るしかありません。自然はさらに壊され、資源
はすぐに枯渇します。そして、自然のように廃棄されたのもが
また資源になるというサイクルをつくる循環型社会をまだ達成できて
いませんので、さらに地球に負担がかかります。


こうして、私たちは物質的豊かさだけを求める価値観で来て
しまった結果、自然破壊、環境問題などの多くの問題を起こして
しまいました。もうこれ以上、私たちが物質的に成長するのは
地球の限界に来ているのです。




心理的にみても人は物質的豊かさばかりを求めても幸せになり
ません。技術的にみてもすべての人が物質的豊かさばかりを追求
できるほど私たちは技術を持っていません。




人の人生をみても地球全体の未来をみても、私たちは今、精神的
に心を成長させ、物質的豊かさを求めるのは程々にして、精神的な
豊かさを求めていく価値観に転換していかなければならない時期
に来ているのです。




そして、21世紀、私たちは足ることを学び、成長し続ける社会から
成熟していく社会に移行していかなければならないのです。




そのためのヒントを実は私たちは過去の偉人と呼ばれた人々や各地
の原住民族の人々から学んでいくことができるのです。そんな思いで
このメルマガを作ることにしました。


偉人リスト
http://plaza.rakuten.co.jp/tajin/11000



下の格言はアメリカ原住民族の格言です。非常に簡単な言葉ですが、
そこには深い意味が込められていて、今の私たちに警告を与えて
くれているようです。



「 蛙は棲む池を飲み尽くしはしない。 」

                      スー族の格言




これから、このメルマガは世界一流の偉人達や各地の原住民族から
精神的に成長し生きていく価値観、幸せに豊かな人生を送る考え方、
成功の負の面に陥らない方法、彼らを一流にさせた成功の秘訣、
本当の成功・豊かさとは何か?を共に学んでいきます。




私もまだ未熟者で勉強の途中です。おかしなこともこれから言う
かもしれません。偉そうなこともいうかもしれません。それでも、
今の社会をよりよい幸せな社会にしていきたいという真剣な気持ち
で取り組むつもりです。これから私と一緒に学んでいくという形で
共に勉強していきませんか?




今の私の気持ちをうまく表したアメリカ原住民族の言葉で今回、締め
くくりたいと思います。




私の前を歩くな、私が従うとは限らない。

私の後を歩くな、私が導くとは限らない。

私と共に歩け、私たちはひとつなのだから。

                     ソーク族の格言






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