2010/09/03(金)22:26
「憚りながら」 後藤忠政
伝説の山口組武闘派組長が、その半生と哲学、事件・引退の真相を語る〈衝撃〉の単行本!
かつて伊丹十三監督・襲撃事件などで日本社会を震撼させた武闘派団体・後藤組の後藤忠政組長。
08年10月に山口組を電撃引退し、翌年には天台宗系の浄発願寺で得度(得度名=忠叡)。
日本中をあっといわせたのは記憶に新しい。
それから1年……財界・政界にも大きな影響力を発揮し、
山口組の直参として、日本の深層を生き抜いた後藤忠政とは、いかなる人物なのか?
本書は、半年にわたる延べ50時間のインタビューを構成したもので、
これまでその人物像が明かされることのなかった伝説の組長の生い立ち、
静岡県富士宮を舞台にした愚連隊時代、山口組直参昇格、竹中正久4代目の思い出、
山一抗争、伊丹十三襲撃事件、孤高の民族派・野村秋介との交友、企業社会への進出、
政界との交流、武富士との攻防、山口組引退の真相、
そして自身の人生哲学から女性哲学までが、たっぷりと語られる。
激動の半生を送ってきた人物が語り下ろす、今年、注目度ナンバーワンのノンフィクション!!
憚りながら宝島社価格:1,500円(税込、送料別)
なかなか面白かったですー!
口述形式なので、とても読みやすかったですし。
さすが元ヤクザの組長の方だけあって、
世の中に対する見方等、言うことがちゃんとスジが通っていて、
読んでいて気持ちが良いというか、胸がスカッとする部分はありましたねー。
そうだそうだ!みたいな。(特に政治のこととか)
ただ、極道の生き方というのは、やっぱり庶民のワタクシにはとても理解出来ない…
ホント戦国のサムライみたいな世界ですよね、ヤクザの世界って。。
よほど腹が据わってないと、とても生きていけない世界というか。
ノホホンと生きたいワタクシには、絶対生きていけない世界です、ええ。。。
しかしここ近年は、法の改正により、暴力団に対する警察の取締りが厳しくなって、
昔とはだいぶ様子が変わってきてるみたいですね。
後藤さんの半生を読むことによって、
そういうヤクザの歴史みたいなものも勉強になりましたね(笑)
結構生々しい感じの一冊でした