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カテゴリ:読書/小説
なぜ、もっと早くに出会わなかったのだろう--
携帯サイトで知り合った女性を殺害した一人の男。 再び彼は別の女性と共に逃避行に及ぶ。 二人は互いの姿に何を見たのか? 残された家族や友人たちの思い、そして、揺れ動く二人の純愛劇。 一つの事件の背景にある、様々な関係者たちの感情を静謐な筆致で描いた渾身の傑作長編。
初・吉田修一さんです。 最近話題になった作品なので読んでみましたー(^_^) …うーん、、うーん、、、、 なんだかやるせないというか、やり切れない感じのお話でしたねぇ。。。 あんまり救いがなかったというか…。 結局、本当の悪人って誰なの??みたいな怒りと切なさが、 読み終わった後、ふつふつと込み上げてきましたね…。 と同時に、これをどうやって映像化したんだろう?とちょっと興味がわいちゃいました(^_^) 物語の後半はほとんど、祐一と光代のラブストーリーみたいな感じでしたが、 映画では、光代を深津絵里さんが演じてたってことなんでしょうね?? 同じく祐一を妻夫木くんが演じているということですが、 読んでても、あんまりイメージが重ならなかったなぁ。。 妻夫木くんが祐一をどう演じているのかにも興味津々ですね♪ ところで小説の方では、祐一と光代の他にもたくさんの登場人物が出てきて、 いろんな人の視線から物語が語られていくので、 読んでる最中は、誰が誰だかこんがらがって、頭の中が少々混乱してしまった部分もありました。 いろんな人のエピソードが盛り込まれていて、その分読みごたえはあったんですけど、 もう少し話をシンプルにしてもよかったんじゃないかなぁという気がしないでもありません。。 殺人を犯してしまった人間だけが悪いのか? 人間社会の複雑さを感じた一冊でした 現在は文庫版も出てますね。 ↓ ↓
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