2010/10/15(金)19:46
「銀狼王」 熊谷達也
明治二十年、開拓期の北海道に齢五十を越える猟師がいた。
初冬のある夜、彼は、知己であるアイヌの古老から、
「銀色の毛並みの巨大な体躯の狼が生き残っている」という噂を聞く。
老猟師は、その幻の狼を「銀狼王」と名づけ、
ぜひとも自らの手で仕留めたいと、山に分け入るが…。
銀狼王と老猟師のしたたかな駆け引き、
そして─雪の舞う大自然の中で対峙した、彼らの闘いの行方は…!?
獣と人間の枠を超え、魂と魂が激突する。
著者渾身の傑作長編小説。(「BOOK」データベースより)
銀狼王集英社価格:1,470円(税込、送料別)
時は明治。
北海道。
アイヌの老人から、ひときわ大きく、銀色の毛を持つ狼がいるとの噂を聞いた猟師の二瓶。
なんとしても仕留めたいと単独で山へ入り、ついに銀狼と対決する…という話。
うむむー、狼って頭がいいんですねぇ。
特に銀狼は頭が良くて、二瓶は何度もピンチに陥ります。
狩りっていうのは、人間と動物の知恵比べでもあるんですね~。
二瓶の猟犬・疾風も可愛かったですねぇ♪
この疾風、羆は怖くないのに狼は怖いっていうところが、なんか自然界の厳しさを感じますね。
でも最期は可哀想でした。。
最後の二瓶VS銀狼の直接対決は、ちょっとあっけない感じもしましたけど、
まああれはあれで良かったのかな。。
北海道の大自然を感じた一冊でした