2012/03/09(金)18:57
「深夜特急 2 マレー半島・シンガポール」 沢木耕太郎
香港・マカオに別れを告げ、バンコクへと飛んだものの、
どこをどう歩いても、バンコクの街も人々も、なぜか自分の中に響いてこない。
〈私〉は香港で感じた熱気の再現を期待しながら、鉄道でマレー半島を南下し、
一路シンガポールへと向かった。
途中、ペナンで娼婦の館に滞在し、女たちの屈託のない陽気さに巻き込まれたり、
シンガポールの街をぶらつくうちに、〈私〉はやっと気がついた。
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再読。
今回は、バンコクからマレー半島を通り、シンガポールへ。
東南アジアの猥雑さがひしひしと感じられる旅でしたねー。
究極に安い宿を探そうと思ったら、やはり娼館のような所になっちゃうようで、
こういう所に泊まれるのも、男性ならではでしょうね。
ペナンの娼館のヒゲのマネージャーの「~な」という喋り方が個人的にツボでした♪(笑)
ただ、香港の熱気が忘れられず、
街を歩いても何か物足りなさを感じながらの戸惑いの旅となった今回。
ようやくシンガポールにて、自分は香港の幻影を追い求め過ぎていたのだということに気づき、
本当なら香港とは別の楽しみ方が発見できたはず…と著者は思い至ります。
次巻はいよいよインド。
どんな発見があるでしょうか。
楽しみです♪