タジタジ☆マハル

2012/10/03(水)11:48

「銀河英雄伝説 (3) 雌伏篇」 田中芳樹

読書/小説(601)

貴族連合軍との内乱に勝ったラインハルトは、 帝国内の実質的支配者としての地歩をかためつつあった。 そんなある日、ラインハルトのもとに、ヤンのいるイゼルローン要塞攻略の計画がもちこまれた。 それは、貴族連合との決戦場となったガイエスブルク要塞を ワープによってイゼルローンの前面にまで運ぶというものであった。 そしてついに、要塞対要塞の戦闘になったのだが、 このときヤンは、イゼルローンを離れ、首都ハイネセンに召喚されていた。 ヤンははたしてイゼルローンを守りきれるか!? 好評シリーズ第三弾! 【送料無料】銀河英雄伝説(3(雌伏篇)) [ 田中芳樹 ]価格:819円(税込、送料別) 要塞VS要塞! 何度読んでも手に汗握る戦いですね~! しかも司令官のヤンがイゼルローンを離れ、 首都ハイネセンで、低俗な政治屋どもにいびられまくっているその時に! 自分たちの利権や保身しか考えない同盟のアホな政治屋連中には、まったく頭にきます~! あの査問会、もう完全なイジメですよね、あれは ヤン提督は早く軍隊などやめて、平穏な年金生活を夢見てるのにね…。 この巻は本当に気の毒でした、ヤン提督。。 でも、帝国軍のケンプは、要塞VS要塞というかつてない作戦を任されたという大役に、 ちょっと気負いすぎたというかあせりすぎちゃった感じでしたね。。 ケンプ、残念ながらこの巻で天上(ヴァルハラ)行き… というわけで、またもや同盟の危機を救ったヤンですが、 その勝利がどんどんヤン自身が望まない方向に進んでいくのがなんだか皮肉です…。 ところで。 この巻では、ミッターマイヤー、ロイエンタール、オーベルシュタインの私生活が ちょいと覗けるのが楽しい♪ ミッターマイヤーの妻へのプロポーズのエピソードは微笑ましいですが、 老ワンコに好かれるオーベルシュタインのエピソードはやっぱり笑えるなぁ~ 陰気なキャラのオベですが、こういう面もあるから憎めないんだよね(^o^) そして。 フェザーンはまたまた何かを企んでますね。 次巻も何か起こりそう…。

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