Car_Music_Airlines...

前回、前々回に続き今日はACZの感想をば。引き続きネタバレ注意！

・PS2最後のAC。AC5の外伝的な位置づけ。AC5に勝るとも劣らない傑作と言われる。

・神BGMはもちろんの事、ムービーもNFSみたいに実写にCGを合成させるなど、演出にさらに磨きがかかった。

・今回新たにエーススタイルゲージなるものが採用された。これは『マーセナリーエース』、『ソルジャーエース』、『ナイトエース』という三つのエーススタイルがあり、ミッションのクリア方法によって変動する。とにかく敵という敵を全て潰していく奴はマーセナリー、戦況を読み巧みにミッションをこなすとソルジャー、プライドにこだわり、最小限の敵だけ倒す奴はナイトとなる。どのエースになるかで出現する敵エース部隊(後述)が変わる。

・舞台は1995年ベルーサ大陸。1988年のベルカ連邦法見直しによる経済恐慌でベルカ連邦はウスティオ、サピンを含むいくつかの国の独立を認める。

・が経済恐慌は立ち直らず、ますます酷くなるばかりである。その最中極右政党が政権を掌握。『強いベルカ』を目指し強行に政策を推し進める。

・1995年ウスティオでの天然資源発見をきっかけについにベルカはその強大な軍事力を以って隣国を侵攻を開始する。ベルカ戦争の始まりである。

・数ヶ月の間にウスティオのほぼ全域が統治下に置かれ、残るは主人公の所属する辺境の基地、ヴァレー空軍基地周辺のみとなった。

・そしてその基地にも大規模爆撃機編隊が攻めてくる。主人公『サイファー』は『片羽の妖精』と呼ばれる傭兵と共にガルム隊としてベルカ戦争に身を投じる。

・↑の迎撃任務で頭角を現し始めたサイファーと『片羽の妖精』ピクシーのガルム隊はその活躍を認められ、ウスティオ空軍のエースパイロットとしてベルカ絶対防衛戦略空域B7R、通称『円卓』で伝統のベルカ空軍エース部隊と数々の死闘を繰り広げる。

・B7Rに出てくるエース部隊はロト(赤)隊、グリューン(緑)隊、インディゴ(藍)隊、シュヴァルツェ(黒)隊、シュネー(雪)隊、ズィルバー隊(銀)、ソーサラー(妖術師)隊、ウィザード(魔術師)隊、ゴルト(金)隊の9部隊。個人的に管理人が好きなのはシュヴァルツェ隊とゴルト隊。特にゴルト1のセリフはカッコイイですよー。

・それと他に出てくるエース部隊は、ゲルプ(黄)隊とエスパーダ(剣)隊。ゲルプ隊は名前のとおり黄色中隊のパクリである。でも2機編成で機体カラーも微妙に違うの。

・その他に『ネームド機』というのがあり、こいつを撃墜するとアサルトレコード(倒した敵エース一覧表)に追加される。やたらとサッカー選手の名前が多いのはベルカのモデルがドイツだから。べ、別に考えるのが面倒ってわけじゃないからねっ！

・AC04の巨人兵器『ストーンヘンジ』、AC5の攻撃型潜水空母『シンファクシ＆リムファクシ』、高機動衛星『アークバード』、チクワ衛星『SOLG』のように今回も化学レーザー兵器『エクスキャリバー』、重巡航管制機XB-0通称『フレスベルグ』が登場する。

・まず『エクスキャリバー』。元ネタはもちろんアノ『エクスカリバー』。Fateじゃないよマクロスだよ。まぁこのゲーム自体が『アーサー王と円卓の騎士』をフューチャーしてるのでFateと被るのは仕方ないかもね。あ、でもOPに『FATE』の文字が出てくるし、まさかそんなはずは・・・

・続き。エクスキャリバーそのものはそんなに怖くないのだが、この野郎人工衛星でレーザーを反射させて超遠距離の敵まで丸焼きにする。その射程距離1200km。笑うしかない。反射衛星砲が頭に浮かんだら負け。

・んで『フレスベルグ』。どうしてこのゲームにはこうもアホみたいにでかい空飛ぶ乗り物が出るのか。AC2の『XB-10』に始まり、5の『アークバード』、Xの『グレイプニル』、6の『アイガイオン』、そして『フレスベルグ』。アイガイオンに至っては全幅が1kmにも及ぶ。超兵器ってレベルじゃねーぞ！！

・失礼。このXB-0はXの『グレイプニル』にも通ずるものがある。その飛行システムは1350kn.wのエンジン6基らしいが、1350kn.wがどれくらいの出力なのか分からんのでちょいと現実味に欠ける。登場は空軍基地爆撃というカッコイイものだったが、その登場ミッションで墜落する大して活躍してない娘。クーデター軍がベルカから奪取。エスパーダ隊が護衛している。フレスベルグとは北欧神話に出てくる怪鳥フレスベルグ。ベルカ(ドイツ)製で機体は黒いがブラックバードではない。

・そしてセイバー・・・・いえサイファーは聖剣エクスカリバーを抜き、怪鳥フレスベルグを倒し、最後の地アヴァロンに出撃する。

・アヴァロンとは聖剣エクスカリバーの鞘の事。そういえばPSPのFate新作先日発売されましたね。友人が部活脱走して買いに行ってましたｗｗ

・これまた失礼。で最後の地アヴァロン(ダム)にはクーデター軍がベルカの設計図をもとに極秘に開発した『V2』という核ミサイルがダムの底に隠されていて、丁度放水して発射寸前という所をサイファーが恒例トンネルミッションにてあぼん。めでたしめでたし。

・と思いきや、やっぱりそうはイカの金時計。途中で行方不明になっていたガルム隊2番機、『片羽の妖精』ピクシーがなんと裏切り、クーデター軍のエースパイロットとしてサイファーにドッグファイトを挑んできた。

・ピクシーの乗る機体はADFX-02モルガンという架空機。形はYF-19そのもの。だからとってもすごい。すごい・・・すごいよおにいちゃん・・・・！

・ええと失礼。まぁすごさは分かっていただけたかと(笑)。ここまで強いとやはりラプたんとかベルクトたんとか黄色中隊御用達のSu-37ターミネーターとかを使わないと勝てない。ここでF-14のラーズグリーズカラーとかで行くとカッコイイ。ちなみにモルガンとはアーサー王を殺した妖精モルガンのこと。『ピクシー』の乗った『モルガン』。ね？ぴったりでしょ？

・そしておにいちゃんは妖精さんを倒し、ベルカ戦争は幕を閉じました。

・考えてみるとセイバー・・・・いえサイファーは聖剣エクスカリバーを抜き、妖精モルガンに攻撃されたわけだし、サイファーそのものがアーサー王なのかも知れない。おいおいセイバーの役回りだぜそれは。

・余談だが、某掲示板などではサイファーは女じゃないかという説がある。メビウス1もそうだけど。おいおいやっぱりセイバーと似てるやないか。