TAKA’s Keyword & Diary2～死ぬまで１８歳～

今日紹介するのは昨年12月にリリースされたC4のTOKIさんとGLAYのTAKUROさんのユニットStealthの1stアルバムです。
実はこのアルバム、収益の全ては東京都青梅市にある知的障害者施設「友愛学園」児童部に寄付されるという前代未聞のプロジェクトアルバムだったりするのです。

詳しくはStealthのHPを見ていただけると分かるのですが、本当にTOKIさんのこの作品にかける情熱が伝わってきます。
2010年に最後に買った邦楽アルバムだったりするのですが、2010年で一番聴いた邦楽アルバムかもしれないです。TOKIさんのこれまでの作品と比べてもより深い想いと重さが感じられる作品です。

C4やGLAYのメンバー、佐久間さん、SadsのK-A-Zさんといった参加メンバーのすごさもあるけど、それを超越したパワーを持ったアルバムですね。TOKIさんの歌もこれまで以上に伝えることに徹していて、彼の生き方がこの一枚に反映されているような気がします。
中でもやっぱりすごいのが先行でリリースされた『sickbed』・・・実話を元に作られた大作なんだけど、これは是非色んな人に聴いて欲しい曲です。

「人を恨む人生を生きるよりも人を許す人生でありたいと思った」

こんなにも心を揺さぶられるフレーズに出会ったのは本当に久しぶりです。聴くたびに胸が熱くなり込み上げるものがあります。
他にも軽快な『GREEN WAY』、哀愁ただよう『心壊』、歌詞と世界観が印象的な『Sunset Blvd』、愛にあふれたフィナーレ『Alstromeria』などどの曲も魅力的なのだけどやっぱりこの『sickbed』は別格です・・・

TOKIさんとTAKUROさん・・・この二人の生き方はいつもまっすぐで、彼らの音楽から大切なものをいくつ教えてもらっただろう。
自分の利益のための音楽ではなく、「音楽で何ができるか」を問い続ける・・・そんな彼らの生き方が俺は大好きだ。