第60回 【は】 ハード・ロック
この前、Voiceのスタッフさんたちと打ち上げした時にスタッフの方から「Plastic Arrowってヴォーカルは歌謡曲、ギターはハード・ロック、ベースはヴィジュアル系、ドラムはポップスってかんじだよね。」と言われた。そんなに深い意味は無いと思うけど素直に嬉しかったな。実際、俺のスタイルはアメリカン・ハードロックに結構影響受けてるし。その人が言うように俺たちって好きな音楽が見事にバラバラってこともあり、メンバー同士で音楽の話で盛り上がることは殆どない。でも俺は、それがプラアロの良いとこだと思ってる。逆に聴く音楽とかも一緒だと、その好きな音楽の模倣しか生まれない気がする。だから他には無い面白いヴァイヴが生まれてて、今はそれが楽しくて仕方ない。このメンバーで出来るんだったら、自分のやりたいことを少しくらい我慢してもいいやって思える。バンドでやるんだったら音楽性での多少の妥協っていうのは必要だと俺は思う。妥協のできないバンドってメンバーのくだらないエゴのぶつかり合いが多いよね。それならあんた一人でやればって思う。だから今のメンバーは自分らしく好きなものに素直であればそれでいいじゃない。そう思える。