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なんてこったい! こんなことが・・・ 南亭骨怠の幸せな日々

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ガードナーの7種の知性

 ガードナーは1983年に出した著書の中で,人生に有用な知性は大きく分けても7種類になると主張しました。7種類の中には,「学力」にあたり,入試で計られる,言語的知性と論理数学的知性もあります。しかし,その他にも芸術家や建設家が優れていると思われる空間知性。スポーツ選手にみられる身体的運動知性。作曲家やミュージシャンの音楽的知性などもあります。
 残る二つは,ガードナーが「人格的知性」と呼ぶ能力を構成する,対人知性と心内知性です。対人知性は,キング牧師や坂本龍馬のようにリーダーとして活躍する人が優れている人をまとめる能力で,人とうまくつきあっていくために必要な能力です。
 心内知性は,人の心の動きが鋭く解る人が優れている能力です。人が悲しんでいるとか,嫌がっているとかがすぐに解る能力です。これも人とうまくつきあっていくためには絶対必要な能力でしょう。
 その後,ガードナーの仲間や弟子達が研究を引き継ぎ,知性はさらに細分化され研究を続けられています。
 
 学校の生活の中で,7つの知性を生かす場はたくさんあります。ただ,「人格知性」,特に心内知性はあまり意識されず見過ごしていることが多いかもしれません。意識して「心内知性」を発揮してください。

 あなたはどの知性(ガードナーの7種よりの細かく考えた方がいいと思いますが)が優れていると思いますか。みんないくつかあるはずです。



☆リチャード・ヘルシュタインとチャールズ・ミューレイの言葉

「数学が苦手な生徒は,将来数学者になろうとは思わない方がいい。でも,自分で事業をはじめたいとか,国会議員になりたいとか,百万ドルもうけたいという夢だったら諦める必要はない。試験の成績なんて,その他諸々の才能を生かせるかどうかに比べたらちっぽけなものだ」

 勉強をしなくてもいいと言うことではありません。7種の知性,それぞれに磨きをかけることはとても大切なことです。さらに大切なことは自分の諸々の才能を生かすことだということです。


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