暑い暑いと嘆いていた、あの夏もやっと終焉を迎えようとしています。
朝夕はめっきり涼しくなり、明け方などは夏ふとんが欲しいほどです。皆さん方、そろそろ夏バテ・・・、そこで今日はそんな時に好く効く、酒のつまみについて、どうぞ。
仕事の後や一風呂浴びた後のビール、本当に美味しいですね。ビールのつまみの定番と言えばやはり「枝豆」でしょうね、枝豆の呼び名は、枝ごと切り取ることに由来しているそうです。昔は田んぼの畦などでもよく栽培されていたので「畦豆」とも呼ばれていました。
現在では季節を問わず店頭に並んでいますが、本来は夏から初秋が旬です。国内の主な産地は千葉、埼玉、群馬、新潟、青森などです。一般的には美味しい枝豆は、さやが大きく産毛が濃いい。
栄養面では植物性のたんぱく質や脂肪に富んでいるのが特徴です。たんぱく質に含まれているメチオニンはアルコールの分解を助け、肝臓負担を和らげる作用が有ります。アルコールのつまみに枝豆と言うのは理にかなった組み合わせと言えるのです。
又、ビタミンBや植物繊維、カルシュウム、マグネシュウム、亜鉛、鉄分と言ったミネラル類も豊富なので夏の疲労回復やスタミナ不足に効果を発揮します。さらに大豆には無いカロテン、ビタミンCも含まれています。
枝豆と食べ合わせて欲しい一品がタラコ、タラコはビタミンEを含み枝豆のカロテンやビタミンCとの相乗効果抜群で、抗酸化作用を高めてくれます。
最近では、枝豆が成長期の大豆だと言う事を知らない人が多いですが、枝豆は大豆が未成熟なうちに、枝ごと切り取った実の事なのです。但し、農産物の分類では大豆は豆類、枝豆は野菜に属します。会席や食卓などで「マメ知識」として披露してみては如何ですか・・・。
参考文献
白鳥 早奈英さん 食材のチカラ
Nikkei Business
日本経済新聞