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2006.12.21
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 カレンダーも残り1枚となり、街は赤と緑のクリスマス・イルミネーションで輝き始めました。「年末年始を海外で・・・・・・」と計画していらっしゃる方も多いのではないでしょうか? さて、今回は街の輝きにも負けない空港のイルミネーションについてのお話です。

 夜の空港の送迎デッキに足を運ぶと、まるで宝石をちりばめたようにさまざまな色のライトが輝いています。その中でも、もっとも私たちの目につくのは、緑と青のライトではないでしょうか? これは駐機場(スポット)から滑走路を結ぶ誘導路のライトで、緑のライトは誘導路の中心線を、青のライトが誘導路の縁を表しています。

 次に、滑走路のライトですが、ジャンボの愛称で知られるボーイングB747が離着陸するのに必要な滑走路は、長さが約3km、幅は約50m。この滑走路を照らすライトは着陸する飛行機からよく見えるようになっていて、さまざまな色と種類があります。
 一例を紹介すると、滑走路全体を四角く囲んでいる白色のライトが「滑走路灯」、センターラインを示す白および白と赤の交互のライトが「滑走路中心線灯」。滑走路の始まりと終わりの部分を示すのが「滑走路端末灯」で、飛行機の進入方向手前部分が緑、奥の部分が赤色のライトになっています。また、滑走路の外側延長線上で、閃光を放って、着陸する飛行場に進入方向をガイドしてくれるのが「進入灯」です。

 ちょっと変わったライトには、「精密進入経路指示灯」があります。みなさんは、飛行機が着陸するときに地面に対して3度の角度で降下してくることをご存じでしたか?その3度は操縦室内の計器にも表示されますが、滑走路左側に、着陸地点から地上に対して3度の角度を表示してくれるライトが、横1列に4個並んでいます。この4つのライトが、白・白・白・白なら3度より角度が大きい、赤・赤・赤・赤なら小さい、白・白・赤・赤ならばちょうどよい角度(オンコース)であることを示しています。この様子は、国内線など、機外の景色を映すカメラ(ランドスケープカメラ)で着陸の映像が映し出される機材では、私たちにも見ることができます。

 ところで、ビルや煙突などの高い建造物の上に、赤いライトや、白い光を放って瞬くライトがあるのをご存知の方も多いと思います。これも実は飛行機に関連したライトで、地上もしくは水面から高さ60m以上、または飛行機の航行を妨げる位置にある建造物に対して取り付けが義務づけられています。
忙しい年の瀬ではありますが、空港にお出かけの際には、滑走路のイルミネーションを眺めてゆったりとしたひとときをお過ごしになってはいかがでしょうか?
 Merry Christmas and Happy New Year!

文=足原 靖(日本航空羽田整備工場)





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最終更新日  2006.12.21 07:09:55
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