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2011.03.01
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ALOHA!!
皆様お元気ですか・・・?

今日お話ししたいとおもっているのは、「ハワイのマラキ」についてです。

マラキ

三月は、日本では弥生、ハワイ語で「マラキ」と云います。英語の March のハワイ語発音です。

太陽暦を使い、三月をマラキと表現し始めたのは西欧人が来島してからのこと。それ以前のハワイでは、月の満ち欠けを基に季節や月の周期を捉え、「マカヒキ」と呼ばれる冬の季節が年の初めでした。
夏の間は潅木も乾燥して全体が茶色く見えるカイマナヒラ(ダイアモンドヘッド)も、この時期のワイキキからは、冬の雨の恵みを受けてしっとりと緑に染まって見えます。

「マカヒキ」の時期に海の彼方からやってくると昔から語り伝えられてきた、豊穣と平和をもたらす神「ロノ」。その化身として崇められていた海鳥、アルバトロス(アホウドリ)も三月になると、子育てを終えた鯨とともに太平洋を北に向かって帰って行きます。
それと入れ替わるように、ハワイでは、南の水平線上に南十字星が見え始めます。夜明け前に見えていたサザンクロスは日が経つにつれ早い時間帯に現れ、6月中旬には視界から消えていきます。

ポリネシア人は月や星座の動きに精通している人達でした。月の出や、日の出、日の入りに水平線上に上ってくる星座の季節による変化や角度を熟知し、広大に広がる洋上の正確な緯度を読み取る術を得ていました。

遥か昔、何千キロも離れた南の島々からハワイに到達したポリネシア人が住み着いたのは、雨の恵みと水が豊富な島の北と東側の土地でした。天文航法を用いて太平洋を渡り北上してきた人達は、ハワイ諸島が在る緯度の東側に達すると、北東から吹く貿易風に乗り西に流されながら陸地を見つけました。
これも人々が島の北東部に定住するようになった理由の一つであったと考えられています。オアフ島ではコオラウ山脈の海側にあたります。島の東端に近いワイマナロのべローズ空軍基地の付近、マリンスポーツが楽しめるカネオヘ湾や、多様なアクティビティーで人気の「クアロア牧場」前の湾も、南太平洋の島々からたどり着いた人々が定住し、生活を始めた地域でした。

十六世紀になるとオアフの王が、島の南側にあたるダイアモンドヘッドの麓、ワイキキに移り住み、十七世紀にはオアフ島の別名として今でもその名が残されている「カークヒエヴァ王」が、ワイキキの「ヘルモア」と呼ばれる土地に一万本ものヤシの木を植えました。そして1795年4月には、ハワイ島のカメハメハ大王がこの王家の地に陣を構え、ヌウアヌパリの峠で勝利し、ハワイの統一を果たすことになります。

現在、ヘルモアには、ロイヤルハワイアンホテルやシェラトンワイキキホテル、ロイヤルハワイアンセンター等が建ち並び、ハワイ観光の中心地となっています。高層ビルが建ち並ぶ今の様相からは想像もつきませんが、ワイキキはかつてヤシの木が林立し、マノアの谷から流れ出る清水の育むタロイモ畑が広がる王家の土地で、オアフの重要な歴史が数多く刻まれた場所でした。
ダイアモンドヘッドの麓を東へ、マカプウの丘から島の北東側に廻りこみ、美しい海岸線を楽しみながらヌウアヌパリを経由してワイキキへ戻るオアフ島東海岸の観光ルートにも、ハワイの古い歴史が多く残っていることにお気づきになることでしょう。


浅沼 正和
ビショップ博物館でボランティア ドーセント(案内人)を務め、博物館のメンバー組織の代表機関 "Bishop Museum Association Council" にも参加。ハワイとポリネシアの歴史文化の紹介に力を注いでいる。ハワイ在住通算20年、ハワイ日米協会やアロハフェスティバル等の非営利財団理事も務める。

ビショップ博物館ウェブサイト http://www.bishopmuseum.jp/


{ハワイ語一口メモ}
ハワイ語で「月」は、Moon も Monthも「マヒナ」。新月は「ヒロ」、そして満月は「マヘアラ二」と云います。

コオラウ山脈の稜線の緑が目に優しい、3月のオアフ島です。3月のHAWAIIも良いものですよ!!!

今日のお話は如何でしたか、参考になりましたでしょうか!!!
A Hui Hou!(じゃまたね!)


                      参考文献
                        ハワイ州観光協会
                        go-hawaii
                        オアフ観光協会
                        visit-oafu
                        welcome to hawaii
                        Hawaii-ai
                        ハワイ州観光局/ビッグ・アイランド観光局





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最終更新日  2013.01.08 08:39:57
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