ジメジメとうっとうしい梅雨、沖縄などすでに夏を迎えた地域もあるが、まだ梅雨の明けない地域もある。
梅雨の時期、日本上空では南北の高気圧が押しくらまんじゅうをしているんです、太平洋上の暖かい湿った南の太平洋高気圧とオホーツク海上の冷たい北のオホーツク海気圧だ。
この境目が梅雨前線、二つの勢力が釣り合っていると前線は南にも北にも動けず、同じ地域で雨が降り続く、東京では年間の20%、福岡では約30%の降水量がこの時期に降る。
7月中旬になると太平洋高気圧の勢力がぐっと強まり、北の高気圧を寄り切り、その結果、梅雨前線は北に移動、太平洋高気圧に覆われて日本列島は梅雨が明ける。太平洋高気圧が強まらず、梅雨前線が北上しないで南海上であいまいになったまま夏を迎えると言う年もまれにある。
南北高気圧戦は秋に第2ラウンドがある、北はオホーツク海高気圧から大陸からの移動性高気圧に選手交代、夏より勢力の衰えた太平洋高気圧を徐々に南に押し戻す。この二つが日本列島の上空でぶつかって秋の長雨をもたらす秋雨前線が出来る。
梅雨明けはどのようにして判断しているのでしょうか・・・、気象庁お天気相談室では、「それまでの天候の経過と、先の一週間程の天候の予想から判断する」と回答。判断材料は、梅雨前線の位置と天気だ。例えば気象庁が○○日に、「今日梅雨明けしたとみられる」と発表したとしても、この日にちは予想に基づいた仮のもので、気象庁は9月に実際の天候の経過に基づいて決定した梅雨入り、梅雨明けの日を発表しています。仮の発表とずれる事もあるのは当然の事です。
でも、なんだかんだと言いながらも近畿地区を始め九州・四国・中国地方・東海地方は今日梅雨明け宣言がありました。梅雨明け10日と言います、明日から当分強烈な太陽に悩まされそうです。海山のたよりに心躍る夏がすぐそこまでやって来ています。
その熱い夏を元気一杯で乗り切って下さい。