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日英行政官日記 (旧 英国日記帳)

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Jun 10, 2017
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カテゴリ:カテゴリ未分類
イギリスのウィンブルドンと並ぶテニスの聖地として知られるローラン・ギャロス(Roland-Garros)で、全仏オープンの女子シングルス決勝戦を観戦した。

近年は錦織選手の活躍で、テニス、特に男子テニスへの関心は高く、日本からの観戦ツアーなども出ているようだが、パリに在住している間に、是非一度は生で観戦してみたいと思っていた。グランド・スラム大会では以前、イギリス在住中、ウィンブルドンの初日に行ったことがある。ウィンブルドンのチケットの一般購入は、現在も同じ仕組みなのかどうか分からないが、抽選制となっており、事実上、現地在住者でないと困難であったように記憶している。自分は運よく抽選に当たり、初日のセンターコートのチケットを購入することができた。一年間、この大会のためだけに養生された芝生のコートの青々とした輝きは鮮烈だった。初日のセンターコートには、男女のディフェンディング・チャンピオンが登場する。当時全盛期で、その年の覇者ともなったロジャー・フェデラー選手のプレイを生で見ることができたのも素晴らしかった。
https://plaza.rakuten.co.jp/takadahmt/diary/200506200000/

ローラン・ギャロスについては、様々なプレミアム・チケットや、業者を通じてのチケット入手もできるようだが、誰でもインターネットで直接購入することもできるようになっており、今回は、正攻法を試してみた。もちろん、これが費用としては最も安い。

チケットの一般発売は3月に始まる。事前に、昨年チケットを購入したという日本人のブログで買い方を予習したところ、販売開始と同時に公式サイトにアクセスすると、つながるまで順番待ちとなる。その後、サイトが一分毎に自動更新され、順番待ちの数字が減っていき、しばらくしてつながるとのことだ。それによると、最初の更新で一気に順番待ちが減り、数回の更新でつながったようだが、今回自分が、販売開始と同時にアクセスしてみると、何と最初に出た順番待ち数は1万人以上で、毎分更新されるのは確かなのだが、非常にゆっくりとしか数が減っていかない。結局、サイトにつながり、購入が可能となるまで、1時間ぐらいかかった。たまたま運が悪かったのか、それとも昨年に比べて急に人気が高まったのかはよく分からない。

どの日程のチケットを狙うかは、考えどころだ。もちろんベストなのは最終日、男子シングルスの決勝戦だが、当然、値段は最も高い。準決勝あたりの方が、複数の試合が見られるし、錦織選手を見ることのできる確率も高まるが、それはもちろん運しだいだ。だが、サイトにつながった瞬間、もう男子の決勝や準決勝のチケットは完売していたので、あまり悩む必要もなかった。意外なことに、最終日前日、女子シングルス決勝戦のチケットはまだかなり残っていたので、それを購入する。やはり男子の方が人気が高いのか、女性の方は決勝でも相対的にリーズナブルな価格だし、何といっても土曜日なので、仕事とぶつかる心配もない。

さて、いよいよ試合の当日だ。大会期間中、天候は安定せず、突然の豪雨で試合が中断したりしたこともあったようだが、この日のパリは快晴、申し分のない天気だ。だが、気温は高く、何より観戦中はずっと直射日光にさらされるので、かなりの暑さ対策が必要になる。

会場のローラン・ギャロスには、自宅近くから出ているバス一本で行くことができ便利だ。Door to doorで40分程度で着く。最近のテロ事件の影響もあって、付近の警備は厳重だ。持ち込み可能物品の制限も多く、危険物はもちろんのこと、大きな荷物や、1.5リットル以上の液体、さらには缶や水筒まで禁止されている。アルコールも一律禁止だ。

だが、いったん中に入ると、会場内には祝祭の雰囲気が溢れていて、試合前からテンションが上がってくる。決勝に臨む選手の一人である、ルーマニアのシモナ・ハレプ選手のサポーターか、ルーマニア国旗を持った人も目立つ。

会場内入口付近には、他の4大大会開催地への距離と方向を示すオブジェが。


試合会場のフィリップ・シャトリエ・コート


デッキチェアに腰かけて大型スクリーンで観戦できるスペースも。


試合前から盛り上がるルーマニアのサポーター達。


ローラン・ギャロスのメインコートである、フィリップ・シャトリエ・コート(Philippe Chatrier)に入場する。ローラン・ギャロスは、4大大会では唯一、クレー・コートを使用しており、有名な赤土が美しい。やがて選手達が入場すると、ルーマニア国旗を持った、シモナ・ハレプ選手のサポーター達が、「シモナ」コールを連呼する。すると負けじと、ラトビアのエレナ・オスタペンコ選手のサポーターが、「エレナ」コールを発する。試合中にも、何の脈絡もなく群衆から手拍子が起こったり、ウェーブが起こったりと、ライブならではの、会場内の熱気とインタラクションが面白い。

いよいよ試合開始。


ハレプ選手


オスタペンコ選手


試合は、立ち上がりのハレプ選手のサービスに対し、オスタペンコ選手が素晴らしいリターンを連発し、最初のゲームをたちまち先取する。だが、世界ランキング4位のハレプ選手もすぐに持ち直し、接戦の末、6-4で第1セットをものにする。第2セットも、ハレプ選手が3ゲームを連取し、もう試合の流れは決まったかに思えたが、ここからオスタペンコ選手が驚異的な巻き返しを見せ、結局、6-4で第2セットを奪い返す。そして第3セットも、一進一退の攻防の末、終盤に来てオスタペンコ選手が勢いを増し、6-3で勝利を収めた。彼女の勝利が決まった瞬間、観衆が一斉に総立ちで拍手を送る。オスタペンコ選手は20歳の新鋭で、グランド・スラムへの出場経験自体、数えるほどしかない。その彼女が、ローラン・ギャロスの覇者となり、優勝後のインタビューでも、未だに信じられない、というコメントを繰り返していた。

表彰式


女子の試合は、男子ほどのスピードとパワーは無いが、それだけに、長いラリーの駆け引きを楽しむことができる。オスタペンコ選手は、いかにも若者らしく、リスクを冒してぎりぎりのラインを狙うショットが多かった。そのためミスも多かったが、結果的には、この攻撃的なテニスが功を奏し、ランキングとしてははるかに上のハレプ選手を下した。だが、両者の実力は拮抗しており、デュースとなるゲームが非常に多かった。スコアもフルセットとなったが、それが示す以上に、接戦だった印象である。

試合が終了したのは17時半頃だが、日照時間が最も長いこの季節、まだまだ日は高い。この後、同じコートで男子ダブルスの決勝戦が行われたが、驚くほど客席は空いている。素人が趣味で楽しむテニスはダブルスが基本なのだが、プロの試合となると、シングルスに比べてダブルスのステータスが圧倒的に落ちるのは何故なのだろうか。

ローラン・ギャロスの一大イベントを終えても、まだ明るい内に自宅に戻れるのが嬉しい。会場内ではノン・アルコールだったが、自宅でシャンパンを開けて、余韻に浸る。






Last updated  Jun 11, 2017 08:09:25 PM
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