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台北への出張。同地で開催される、green energy financeに関するAPECのコンファレンスに参加するためだ。夏に主催者から名指しで招待があり、しかも、最初の基調講演及び、最初のセッションの議長という、最も重要な役割をオファーいただいた。
台湾は日本からは近いが、ヨーロッパからはかなり遠い。パリから台北への直行便は、唯一、台湾の航空会社Eva Airが運航している。初めて利用したが、なかなか悪くない航空会社だ。
台湾は、3年前に初めて、3連休を利用した2泊3日の旅行で訪れた。その時は11月で、ちょうど良い気候だったが、今回は、9月末とはいえ、東京の真夏に匹敵する、あるいはそれ以上の暑さだ。連日、最高気温は30度を超えており、最高37度という信じがたい予報まで出ている。
今回は休暇ではなく、コンファレンスの準備に加え、職場に届く大量のEメールにも対応しなければならないが、それでも合間合間に楽しむ台北の街歩きは日々の生活に良い変化をもたらしてくれる。驚いたのは、日本文化の浸透度だ。3年前に訪れたときも、様々な日本の商品が売られているのは見たが、さらにその度合いが増しているように思われた。街角には一ブロック毎にセブン・イレブンがあり、駅地下にはドラッグストアのTomod’sがある。それらにおいては、日本の食品や化粧品が、パッケージもそのままに売られている。また、繁華街には、日本のチェーン店が連なり、新宿歌舞伎町を思い起こさせるような光景がある。書店に入れば、日本各地の観光ガイドブックが平積みに並び、日本語の本も少なくない。台湾の人々の多くが親日的であるというのは昔から知られたことであるが、政治・行政の文脈においては、常に中国との関係上、微妙な考慮を要するのが残念だ。なお、今回の出張についても、念のために日本政府及びOECDの関係部局の確認を得ている。
コンファレンスには、自分の他、世界各国から、20名前後のスピーカーが参集し、さらに、現地の聴衆が100人程度参加している。スピーカーの中にはやはり、アジア系の人や、西洋人であってもアジアで働いている人が多くみられる。2日間を共に過ごす中で、スピーカー達とは大変打ち解けたが、こうした場では日本への関心が高いのも嬉しいことだ。
コンファレンスは成功裡に終わり、今回の出張の目的を果たすことができたが、それに加え、印象に残ったのは、やはり台湾料理の数々である。次回はまたプライベートで、ゆっくりと訪れてみたい。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
Oct 4, 2017 03:54:01 PM
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