2013/11/20(水)00:02
金持ちになる方法はあるけれど、金持ちになって君はどうするの?・「見た目が9割」内定術
「金持ちになる方法はあるけれど、金持ちになって君はどうするの?」は長野刑務所に収監中にメルマガ読者からもらったお金についての相談を堀江氏が答える本だった。堀江さんは読者に
こびることなく、厳しく答えていた。多いのは今の会社を辞め、独立か新規事業をするのか? 新規事業ならどの分野が成長産業なのか? まだIT関連に伸びしろはあるのか? IT関連の資格を取りたいが勉強嫌いや記憶力が落ちているどうしたらいいか? 今してる事業が尻窄みになりつつあるが、廃業か存続か?などなど切羽詰った相談から私でも「そんなこと、自分しかわからんやろ~自分で考えろ!」というような緩い相談でも堀江さんは紋切り調で「そんなの○○しちゃーいいんじゃないですか。悩んだり考え込んだって動かないと結果は出ませんよ」とはっきり言っていた。私はそんなに「お金」に執着しないが、「お金持ち=幸せ者」とは全然限らないし、お金に執着する人をみていると「なんだかな~」と思ってしまう。とにかく会社に雇われている限り大金持ちになる可能性は低く、まだ敵の少ない隙間産業のシェアを多く取ることでお金持ちになるチャンスは誰にでもあることを紹介していた。まぁ、こんなものだろう。「「見た目が9割」内定術 」は題のとおり内容だった。最近の超大手企業でも東大出のファッション感覚0のブサメンと2.3流大卒のおしゃれイケメンでコミュ能力すごい!のが2人いると人事は後者を採用する可能性が高いそうな。まぁ会社に入ると頭がいいだけよりも清潔感(対人用)・コミュ力(社内の先輩後輩・クライアント)・仕事力(一言で言うと自社商品やサービスのPR力か)がないと立ち行かず、面接時に人事部はそれを見抜き採用するのだが、著者(長年採用に携わるプロ・フェッショナル)がいっているのだが「まじめに本音をいうのではなく、明るくコミュ力100%の好青年を演じなさい」と…。これでいいのか?確かに人事のプロが言っているのだからこれもいいのだろう。(こんな三文芝居でだまされる人事のプロも多いそうだが…)著者はアナウンサーや人気タレントの「顔の表情の作り方」を参考にし、明るくハキハキしゃべる訓練をするようすすめていた。勉強よりも「表面」を重視する会社や社会って、何か薄っぺらいな感じがするなぁ~。