ヤバい経営学・ナマコのからえばり7
「ヤバい経営学」はヨーロッパNo.1ビジネススクールの先生が書いた「こういう○○経営ってあるよね~でもね、そんな(ダメ)経営してたら・・・」という内容だった。その内容は横並び主義(標語やスローガン・ISO取得)・企業買収・リストラ・組織改革などに触れていたが面白口調で書いてあり最後まで楽しく読了した。先生は上記の手法を否定し「独自の経営をしろ。他社と比べるな。独自路線を歩め」だった。企業買収(最近では他国の企業買収も当たり前です)や大規模リストラを成功させても後で大抵揉め莫大なお金を支払うことになるそうな。両社が合意した企業買収なら良いが、敵対的買収はリスクが高く実はなかなか成功しないそうな。それなら時間はかかるが自ら企業を立ち上げ一から立ち上げる方が経営が安定することを紹介していた。こういう経営に関する盲点の話がたくさん書かれていたがどれも「お~っ、なかなかいいじゃん」という内容でおもしろかった。さすがNo.1ビジネススクールの内容である。「ナマコのからえばり7」は椎名誠氏のごった煮エッセイ集だった。まぁ、いつも通り、○○で××を食べて美味かった~とか○○に行って××をした~おもしろかった~という内容だった。私も若い頃から椎名氏のエッセイが大好きで熟読しているが、他愛もないエッセイを何十年も書き続ける力はすごいと思う。大分おじーちゃんっぽくなっているがこのままエッセイは続けて欲しいものである。