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カテゴリ:戦史関係・架空戦記関連
鳥取県のJR大山口駅前で展示しているD51機関車が老朽化のため、
解体されるそうです。 本州を最後に走った歴史的な車輌だそうですが、 野ざらしに展示され、財政難で整備もされなかったので、 車体がボロボロになってしまったとか・・・ このニュースを見て、似たような事を思い出しました。 30年位前、アメリカで復元された陸軍四式戦闘機・疾風が 飛行可能なほぼ完全な状態で、日本に返還されました。 機体は、京都嵐山辺りの博物館に展示されたそうですが、 屋外に野ざらしで展示したため、見物客が部品を盗んだり、 劣化が早々に進み、数年でスクラップ同然になってしまったのです。 この話を聞いた米、エド・マロニー航空博物館?のスタッフは、 こんな事なら日本に返すべきではなかったと、心底後悔したそうです。 これに限らず日本は、貴重な機械類の扱いが本当に酷いです。 管理している自治体にお金が無いのもありますが、 現在も、貴重な航空機や車輌が、各地で野ざらしのまま、 雨に打たれ続けていると聞きます。 もし他の国ならば、しっかりとした室内に展示して、 大切に扱っていたでしょう。 今となっては世界中探しても全然見つからない、 貴重な品々だというのに、この日本の管理意識の低さは、 一体何なんだろう? この様な二の舞を避けるためにも、自治体に任せっぱなしにせず、 国が貴重な技術遺産をしっかり管理する場所と組織を、 しっかり考える必要があると、痛感せずにいられません。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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