カテゴリ:歴史・歴史的人物
イギリス人建築家ジョサイア・コンドル晩年の傑作。 建物は大正6年に古河財閥三代当主虎之介の本邸として建築された。 外壁は新小松石を積み、屋根はスレート葺き、暗褐色の山荘風で地味な感じがするが、内部はレンガや石で作られた西洋館としては珍しいほど明るく温かい感じで、財閥の本邸とは思えない控えめな上品さがある。内部は残念ながら撮影禁止。 家族が日常生活をしていた二階部分は、外からは想像もつかない日本間になっていて、仏間や床の間がある。コンドルが日本建築にも造詣が深かったことが判る。 寝室の隣には、八畳ほどの着替え室があり、洋風の浴室にはなんと五右衛門風呂がある。 ジョサイア・コンドル 明治10年、現在の東京大学工学部の教師として招聘され、優れた日本人建築家を多数育てた。 彼は日本文化を深く愛し、この建物の他、多くの作品にその影響が見られる。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2010.05.30 07:05:57
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