赤米現状調べてわかった事は農水省主導で新規に作られていること。故に役所が絡んでいるのでしょう。補助金や助成金があったのかも知れない。しかし、国と県、町などの強力で赤米振興は進むが、その先の赤米の販売、加工品の製造・販売までは農水省、県はタッチしないだろう。誰が主導していくのか? 当然供給側の主導が絶対的に必要だ。 その後は流通や企業が大事なのだが、ネット販売=通販は従来の流通を壊している。そこに活路はあるのか? 需要側のとの密接な関係により一定程度の需給が構築されれば可能性はあるはずだ。 ■ スーパーライス計画 平成元年から農林水産省が中心になって進めてきた「スーパーライス計画」があります。それは、お米の可能性をさまざまな角度から引き出し、今までにない新しいお米を創り出そうというプロジェクト。 1.冷えてもおいしい、ミルキークイーン、 2.ミネラル、ビタミン豊富な古代米、赤米・黒米 3.21世紀の成人病を予防する、 発芽玄米 4.高血圧の治療に期待が持てる、巨大胚芽米 5.アトピー性皮膚炎の救世主、 低アレルゲン米 6.研がずに炊けて、 人に、環境に、やさしい無洗米 ■ 平成14年農水省発表 色素米は推計値(すいけいち)で作付面積(さくつけめんせき)が約(やく)120ha、生産量が約330トン(平成11年産)です。 生産県は北海道、青森、岩手、秋田、山形、福島、群馬、埼玉、長野、静岡、新潟、富山、岐阜、愛知、滋賀、京都、大阪、奈良、島根、岡山、広島、香川、高知、愛媛、福岡、長崎、熊本、大分、宮崎、沖縄 ■ 赤米とは? 玄米の色が赤褐色の米で、果皮や種皮の部分に赤色系色素(タンニン)を含んでいます。五分づきにすると薄紅色になりますが、黒米と同様に胚乳部分には色素がないため、ぬかを全て取り除くと白米になります。 赤米には短粒種と長粒種があり、日本では単粒種のウルチ米が多く見られます。 明治以降、一般の農家では作られなくなり、岡山県総社の国司神社、対馬の多久頭魂神社、種子島の宝満神社などで、神事のなかで栽培され伝承されてきました。 現在一般に栽培されている米は、農林水産省のスーパーライス計画(新形質米の開発)により品種改良されたもので、古来からの在来品種そのものではありません。 |