マイケルムーアの復活
「Bowling for Columbine」、「華氏911」っていう映画で有名なドキュメンタリー映画監督、マイケルムーアが自分の中で復活してきた。bowling for~を18歳の時にアメリカで見て以来、衝撃を受けて好きになり、彼の本も読んだし、講演会も行った。ただ、華氏911ぐらいからちょっと好き度が下がっていった。でも、今回の中間選挙キャンペーン中に彼から送られてきたメルマガを読んでたら、やっぱりすげーなこいつって思った。なんか、マイケルムーアって自分的にはアイドル的存在だから、好きなアイドルが違う路線に行っちゃってがっかりしてたけど、また元の路線に戻ってきた時に感じる喜びに似てる。特に「LANDSLIDE! ...a big thanks from Michael Moore」っていうタイトルの選挙当日の夜に送られてきたメールの中に感激したフレーズがあった。民主党が下院議員で勝ったっていう喜びを表して、読者に感謝する所から始まるんだけど、その後すぐに…、Now the real work begins. Unless we stay on top of these Democrats to do the right thing, they will do what they've always done: Screw it up. Big Time. They helped Bush start this war, and now they should make amends.大体を訳すと、「民主党が勝ったからって、ここで終わりじゃないんだ、あいつらはいつも間違いを犯してきた、ブッシュのイラク戦争を助けた様に。」そう、いくら選挙運動を頑張って、目当ての党が勝っても、そこで終わりじゃないんです。ゴールは選挙に勝つことじゃない。特にアメリカの外交の場合、本質的な部分は大統領が民主党からだろうが、共和党からだろうがあまり変わらない。だから、戦争という最悪の政治行為を回避するための努力は、選挙前のときだけじゃなくて、選挙が終わった時からが重要なんだってことを言ってるんだと思った。マイケルムーアはやっぱり、ただのアンチ共和党じゃないってことを、再認識させられた。メディアを使って、大々的に政治改革を行っていく彼にはやっぱり尊敬です。