★FX脱税で主婦に有罪
◆FX(外国為替証拠金取引)で利益を上げている人が増えてきた。 そんな矢先、「FX脱税で主婦に有罪 東京地裁、罰金3400万円」という記事を見つけた(8/25 Yahoo!ニュース(元ネタは産経新聞))。 それによると、東京都世田谷区の主婦が、3年で約4億700万円の所得を隠し、約1億3900万円を脱税したという。 東京地裁は、「犯行は悪質」として、この主婦に、懲役1年6月、執行猶予3年、罰金3400万円の判決を下した。 この主婦は、脱税した税金約1億3900万円と罰金3400万円の合計約1億7300万円を支払わなければならない。 FXがもてはやされている今、国税局としては“一罰百戒”の意味を込めて、“見せしめ”にしたのだろう。◆ところで、おそらく、この主婦は、FXの取引も決済もネット上で行っていたため、税務署にはバレないとタカをくくっていたのだろう。 ところが、ネット取引は、国税局の「電子商取引専門調査チーム」によって“監視”されているのだ。 この「電子商取引専門調査チーム」は、ネット取引に精通した精鋭で構成されている。言ってみれば、国税局のネットヲタクの集団だ。 噂によると、一般ユーザーがアクセスしているサイトの分析にとどまらず、プロバイダーからアクセスログを取り寄せて分析したり、ネットバンクの取引履歴を取り寄せて分析しているらしいのだ。 だから、FXで大儲けしている人たちは、FXの取引(管理)会社やネットバンクの取引履歴、プロバイダーのアクセスログなどによって、自分たちが丸裸にされていると、覚悟しておいた方が良いだろう。 もし、ヤバイと感じた方は、できる限り早く、最寄りの税務署に申告した方が良い。 確定申告の期限(毎年3/15)はとうに過ぎているが受け付けてくれる。 また、去年の分だけの申告の場合、税務署から過去の分の調査を受けることになりかねないので、申告するなら、過去の分を全て申告する覚悟をした方が良い。