|
カテゴリ:決算・申告
◆前の税理士さんからチェンジしたJ社の決算書を作成しました。
1年間の売上、仕入、経費について、正しい金額をはじき出さなくてはなりません。 経理上の“正しい金額”は、請求ベースの金額です。請求ベースというのは、未入金の売上(売掛金)や手形(受取手形)、未払の仕入(買掛金)や経費(未払金)を含んだところの数字です。 経験上、利益を、請求ベースで計算する場合と入出金のみで計算する場合とで、損益は大きく違ってきます。例えば、実際の事例として、赤字だと思って安心していたのに、たくさんの手形を受け取っていたので一挙に多額の黒字になったとか、まずまずの黒字だったのに、多額の展示会費用を未払計上したら赤字に転落して、融資の審査に通りそうもないということがありました。 J社は、1年分の資料がドカッと届いたので、それをザッと入力したところ、多額の利益が出ています。おそらく、まだ、請求ベースの正しい金額になっていないと考えられます。 一つは、現金残高がかなりありますので、まだ、経費精算書や領収書が会社に残っていると考えられます。 もう一つは、期末月に大口の売上の請求書が発行されているのですが、それに対応する仕入や経費の請求書がありませんので、漏れている可能性があります。 担当者から書類をスムーズに出していただく為に、次のことを心がけています。 ・ 売掛金、買掛金、未払金などの考え方を理解していただく。 ・ お預かりした書類で全部だと安心しないで、不足しているかどうかをシミュレーションしてみる。 ・ さらに、新年度の通帳その他で漏れていないかどうかを確認する。 このプロセスをしっかりやらないと、正しい利益が出ませんし、税務調査で“泣く”ことになるのです。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2007年04月04日 12時06分23秒
コメント(0) | コメントを書く
[決算・申告] カテゴリの最新記事
|