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2019.06.28
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カテゴリ:漫画の研究
最近,Gyaoで3日に1度更新される幽遊白書を楽しみに見ている。
小学生時代の僕にとって390円の単行本は高級品だったので,何度も何度も本がボロボロになるまで読んだ。たぶん,誇張ではなく20~30回は読んでいるだろう。結構細かなセリフなんかも覚えている。
色々と幽遊白書は思い入れが深い。


幽★遊★白書 17【電子書籍】[ 冨樫義博 ]

前置きはここまでとして,幽遊白書における桑原とは何か,ということを考えていく。
幽遊白書の主要キャラといえば,幽助,桑原,飛影,蔵馬の4人だろう。
正直,小学生時代の僕は桑原のことを嫌っていた。ルックスがダサいし,弱いからだ。しかし,大人になってから見てみると,桑原は物語の上でかなり重要な役割を果たしていることに気が付く。重要どころか,桑原がいなければ話が成立しないほどだ。

まず,桑原の役割といえば「負け役ができる」という点だ。
ここで,暗黒武術会編を見る。5対5の団体戦という形式をとる以上,かならず1つの試合で1つ,理想を言えば2人負けて,3勝2敗で浦飯チームが勝つのが展開としては望ましい。
しかし,桑原以外のキャラの黒星は極めて少ない。たとえば暗黒武術会で浦飯チームの黒星を見ればこうだ。

幽助 無敗。陣と両者リングアウト失格があるだけ。
桑原 3敗(鈴駒,死々若丸,怨爺。このほか,イチガキ戦の6人バトルでKOされ退場)
飛影 無敗
蔵馬 2敗(爆拳,鴉)

負けがあるのは桑原と蔵馬だけである。
そんな蔵馬も2敗しているが実力で負けたわけではない。爆拳は3連戦でダメージが大きかった点,鴉は「試合に負けたが勝負に勝った」状態である。
一方で桑原はしっかり負けている。負け役は誰かが絶対にやらなきゃならないわけだ。
これだけ負けたことで桑原が失ったものは大きい。現に小学生時代の僕は,勝てないくせに大口を叩く桑原が好きじゃなかったわけだし。

舞台裏を想像すると,こんな感じだろう。

幽助「負けるなんて俺は嫌だぜ!」
飛影「…お断りだ。それなら俺は試合には出ん」
蔵馬「俺は連戦でボロボロだったとか,フォローがあればいいけど,ただ負けるのは嫌だな」

まぁ,こんなもん。
実際,冨樫義博先生はマッチメイクにかなり苦労していたのか,暗黒武術会を通してみてみても,浦飯チームが普通に5対5で普通に団体戦をしたことが1度もない。
せいぜい,1回戦の六遊怪チームがかろうじて5対5だったが,浦飯チームの2勝1敗の時点で酎が乱入し,幽助か酎の勝ったほうが2回戦進出になっちゃった。このほか,3対3の6人バトルだとか,勝ち抜き戦だとか,サイコロで対戦相手を決めるとか,かたくなに5対5の団体戦をしていない。

ここで冨樫先生の肩をポンとたたき,「イイって。俺が負け役をやってるよ。その代わり,そのうちいい役をくれよ」と言う桑原が目に浮かぶようだ。この辺が桑原の魅力なんだろうな…。
桑原の魅力発信は今後もしたいので,「なぜ決勝戦で桑原が戸愚呂兄と対戦することになったのか」,「魔界編でなぜ桑原が来なかったのか」もそのうちブログ記事にしたい。


幽★遊★白書 アニメコミックス 冥界死闘篇 炎の絆 後編【電子書籍】[ 冨樫義博 ]





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最終更新日  2019.06.28 15:51:11
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