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カテゴリ:漫画
『カラテ地獄変』に刃牙成分と萌え要素をぶち込んだ,『はぐれアイドル地獄変』の9巻が出たので感想など書いていく。
ちなみにこの9巻は7月29日発売だったのだけど,この直前である7月21日には参議院選挙が行われていた。この参議院選挙の投票証明書と,9巻の写真を作者である高遠るいに送ると好きなキャラを書いてもらえる規格がひそかに行われていたのだが,発表が21日の13時20分。僕は投票を終えており,応募資格はなかった。なお,のちに「投票所の写真でもいい」と条件が緩和されたが,気づいたのが翌日だったという…。 教訓,高遠るいのTwitterはよく見ろということ。 はぐれアイドル地獄変 9【電子書籍】 さて,肝心の内容である。 主人公である海空は,色々あって格闘技トーナメントに参加することになった。主人公以外の試合も丁寧に描いていくというスタイルのため,今回,海空の試合はない。それでも延々と表紙だったり扉を飾っていくのは主役である海空である。そういえば,『餓狼伝』の北辰館トーナメントしてたころ,主人公の丹波文七は本編で全く活躍しないのに延々と扉絵を飾っており,「グラドル」と揶揄さえたものだが,今の海空はまさにグラドル…。 全キャラを見ていくと冗長になるので,キャラをマオマオというキャラにだけ絞って書いていく。 (8頁。右目が白いのは失明の表現なのかオッドアイなのか…) このマオマオ,前巻の感想で僕が「決勝まで来るんじゃないかな」と予想した相撲の大島渚を破ったキャラなのだ。 正直,僕はこのマオマオというキャラにはあまり期待をしていなかった。 画像のとおり、右目が白くて失明してるっぽいし、使う格闘技がミャンマーに伝わるラウェイという,ムエタイみたいな格闘技だったから。高遠先生のリスペクトしてる刃牙の世界においてムエタイって基本的にかませ犬だし。 しかも,このマオマオというキャラ,試合運びが非常に泥臭い。1回戦を見てもムエタイ相手に技では完全に劣っていたような感じ。それをクリンチからの頭突きでひっくり返したわけだ。頭突きという技,見栄えがしない。実際は頭突きは非常に危険な技で,ルール上禁止されている格闘技も珍しくないんだけどね。 そして,2回戦でマオマオは相撲の大島渚と対戦するのだけど,やはり鯖折りでKO寸前までいったが,「審判の死角でタップして,ギブアップするふりで技を解かせる」なんてやり方をしたりと,ファイトスタイルが「勝てばよかろう」のケンカ空手みたいな感じである。 ただ,マオマオが渚を仕留めた「魔弾」という軌道が変化するパンチを撃ったんだけど,やはりこれは『シンシア・ザ・ミッション』で久我阿頼耶が使っていた必殺技なんだよね。関係がありそう。 他の強豪キャラのように相手を圧倒するわけでもなく,ある程度ダメージを受けながら,泥臭く,勝てばよかろうというのに,どうも引っ掛かりを覚える。そして傷だらけの体は,刃牙を連想させる。 ラフファイトに持ち込めば,綺麗な戦い方をする殷小敏やマリアなんかにも勝てるんじゃないかな。 そろそろ他のキャラの話もすると,僕が注目していた殷小敏は相変わらず圧倒的な強さを見せてノーダメージでベスト8入り。 そして,突如乱入したロボがチェ・ユニを倒してベスト8入り。チェ・ユニは海空と対戦して引き分ける実力だし,1回戦で空手世界一のベアトリスに余裕で勝利していただけに,ロボの勝ち上がりは意外。 (140頁より。ベスト8確定。) さて,次の予想を。 前巻の予想でも書いたけど,たぶん,海空は次でマリアと戦って勝ち,次でルナ・カーンと戦うのだろう。 で,決勝戦なんだけど中国拳法の殷小敏か,ラウェイのマオマオなのかな…。 圧勝で勝ち上がっている殷小敏に対し,ギリギリで勝ちあがっているマオマオだが,ラフファイトに持ち込めばワンチャンスありそう。ついでに『シンシア・ザ・ミッション』で猛威を振るった魔眼まで使うとかあるかも。 あと,ロボはそんな期待してない。中に人間が入っているというならともかく,あんまこの展開は僕好みではない。 そういえば,今の『TOUGH外伝 龍を継ぐもの』でもメカが主人公たちを圧倒しているけど,そういうのは求めてないんだ。 ※前巻の感想は2月18日日記 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2019.08.05 12:46:42
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