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2019.12.05
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カテゴリ:ラノベ
創竜伝の読み返し、ようやくこの13巻で終了である。長かったような気もするが、十代のころハマったラノベ(当時は伝奇小説という扱い)であるだけに思い入れは深い。


とりあえず、内容を見ていくのだが…。正直言って微妙である。
色々あって、2巻にも及ぶ外伝を終え本編に、もとい日本へ帰ってきた竜堂兄弟だが、年長組は京都を拠点に小早川奈津子らと遭遇し、年少組は騰蛇に乗って偵察中にトカゲ兵に襲われる、という筋書きになってる。

見どころは…なんなのかなと思うが、小早川奈津子が征夷大将軍だとかなんとか名乗り始めるところなのかもしれない。既存の権力構造を打ち壊していくさまは圧巻であるから、小早川奈津子を嫌っている僕ですら多少の爽快感はある。
小早川奈津子が好きだというなら、きにいるのではないかと思う。たぶん、田中芳樹も楽しんで描いている節がある。ただ、嫌いな人は「早く本筋をやれ」となるだろうけれど。

そんな創竜伝の13巻の何が微妙かといえば、繰り返し過去の感想でも描いてきたが、敵が弱いというとこだ。この場合の弱さは、戦闘力的な面でもそうだが、魅力の面でもそうだ。たぶん、創竜伝のキャラで人気投票をしたら、ほぼ敵キャラに票は入るまい。だいたいにおいて、敵キャラが何をしたいのかがいまだによく分からない。
10巻で四人姉妹という、世界を牛耳る財閥組織の大君であるランバード・クラークと、それに憑依していた共工はすでに撃退している。なので、スジとしてはランバードに代わる強敵が出てこなければならないのだが…特にそう言ったことはない。
一応、13巻では謎の「閣下」というキャラが出てくるが、これが14巻で戦うキンピなんだな。そういえば、この謎の閣下の正体って13巻だけ読んで分かるようになってたっけか?
もし、分からないようになっていたとすると、読者は閣下の正体を知るために10年以上待たされたことになるな。

さて、これで僕はだいたい2ヶ月くらいで創竜伝の既刊全巻にあたる14巻を読み切ったことになる。ちょうど今年、銀河英雄伝説を読んだので、どうしても比べてしまうが、やはり創竜伝は銀河英雄伝説には及ばないだろう。
いや、まだ最終巻の出てない創竜伝と一応は完結してる銀河英雄伝説を比べるのはフェアとは言い難いが、創竜伝は時事ネタやら社会評論をやりすぎている。作品としての質はどうしても落ちるのだ。





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最終更新日  2019.12.05 19:04:53
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