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法律と漫画のブログ

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漫画

2020.04.27
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カテゴリ:漫画
知る人ぞ知る・・・という感じだった『ライドンキング』だったのに,最近はかなり売れてきているようで,書店でも平積みされていることが多い。ファンとしては嬉しい限りである。
僕はキン肉マンネタならいくらでも拾えるんだけど,プロレスネタになると他の人の感想を見たり,ニコニコ静画のコメントで気がついたりもするので,ファンが増えるのは良いことである。


ライドンキング(4)【電子書籍】[ 馬場康誌 ]

今回のあらすじだけど,ケンタウロスの村での戦いは前の3巻で終わったので,4巻からはまた新しい話が始まっていく。
前も書いたけれど,ライドンキングの主人公であるプルチノフはもともと作者の前作,『ゴロセウム』の敵キャラ,プーチノフがモデルになっていて,そんな敵キャラが異世界に行く巻末オマケ漫画が元になっている。そんなオマケ漫画でもケンタウロスとの交流で終わっていたので,ある意味でこの4巻からは未知の世界になるといっても過言ではない・・・。


ゴロセウム(6)【電子書籍】[ 馬場康誌 ]
(別次元のプルチノフことプーチノフ。合わせて読むと面白いよ)

さて,そんで4巻だけどかなりの部分がこの異世界の説明にも使われる。
なんかこの世界には魔族という,なんかすごい強いのがいるそうなのだ。戦争になったりするとまずいというので,プルチノフが魔族と話し合いに行くことになった。表向きはともかく,真の理由は魔境にいるという,巨大でより恐ろしい魔獣に騎乗したいからでしょうね・・・。
そのため,プルチノフは自分の作ったプルチノフ村の未来のため,またさらなる騎乗欲のおもむくまま旅立つのだった。

とりあえず,気になったところを3つほど。
1つは,この異世界って,もしかして北海道ではないのか,という話。地図を見てみると,ムローラだとかボクスだとかいう地名が見られる。ムローラは室蘭で,ボクスは函館,オームスは大間町だろうか。地形もなんとなく北海道から東北っぽい。
そういえば,前作,『ゴロセウム』も舞台は北海道だった。『ゴロセウム』だとラスボスはロシアの大統領,プーチノフだったが,北海道はロシアと地理的に近いからね。ある意味で,プルチノフとも縁があるのかもしれない。



(4巻88頁。どことなく北海道)

2つめがプルチノフのさらなるパワーアップについて。
まずは魔族化というの。この漫画の世界観だと,魔族というのは生まれついてのものではなくて,転魂の儀式によって生まれ変わるものだとか。じゃあ,プルチノフだって魔族化すればさらに強くなれるんじゃないのか・・・?
いやそれより個人的に気になるのはプルチノフの知力面でのパワーアップだ。
獣神ランダーライガー山田・・・じゃなくて獣王ヤマドゥアから亡き妻の記憶を呼び覚ましてもらったプルチノフだけど,過去の記憶を自由に引っ張ってこられるようになったっぽい。
これでプルチノフは元の世界の農業知識を駆使してプルチノフ村の食糧問題を解決するのだ。



(4巻60頁。ノート取らなくても授業完璧やんけ!)

これって結構すごくないですか? 司法試験とか楽勝で合格できるやんけ!
以前の日記で,「なんでももらえるのに,安易に力を求めないでささやかな力をもらったのがいいね」と言ったけれど,これも超弩級にチートである。

3つめ,最後にパロディの話。
皇帝魔熊がゴマすりクソベアー呼ばわりされていたりだとか,キャルマーの「たのしそー」と,けものフレンズのネタなんかもはいっていてこれも笑えるのだけど,僕はやはりキン肉マンネタを言いたい。
海底ダンジョンの門番である牛頭人の戦士とタッグマッチで戦うのだが・・・。

この美しいカーフブランティングで1人!





(4巻134頁。いった! いった! プルチノフがいったー!

もう1人をブレーンバスターでKOするのだ!


(4巻138頁。ハリケーンミキサーをとめてからのブルキリング)

この戦闘スタイルは,まさしくテリーマンですね。
テリーマンはザ・摩雲天だとかキング・ザ・100トン,マックスラジアルみたいな巨漢と戦ったため,「巨漢(ジャイアント)ハンター」の異名があるのです。
特に摩雲天だとかマックスラジアルをKOしたブレーンバスターは熱かった・・・。
なお,タッグマッチだったはずなのに,気がつけば普通にプルチノフが1人で無双して終わった。
できるなら,パーティ入りしたヨシュアスあたりが成長してタッグを組んだりできんものかと思う。


・​1巻感想
・​2巻感想
・​3巻感想



ライドンキング(4)【電子書籍】[ 馬場康誌 ]






最終更新日  2020.04.27 11:17:02
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2020.04.23
カテゴリ:漫画
僕もそうだけど,男の子というは「ルフィとうずまきナルト,どっちが強い?」とか「ジョナサン・ジョースターと鬼舞辻無惨が戦ったら,どうなる?」いう話が好きだ。
たとえば,古代ローマではライオン対トラの試合を見世物としていたそうな。勝率は,体が大きく,群れではなく単独で狩りをするトラの方が高かったそうだが,古代から人間はこういうことをしていた。
こういう最強の動物は何か,をテーマにした格闘漫画,『真・異種格闘大戦』を読んだのでネタバレ感想を書いていく。


真・異種格闘大戦【地上最強の生物は誰だ】 1巻【電子書籍】[ 相原コージ ]

ざっとあらすじを説明すると,物語冒頭で強矢・鋼(ごうや・はがね)は格闘技のチャンピオンだけが出場できる大会に出場し,決勝戦でアレクサンダー・スターリン(たぶん,モデルはアレクサンダー・カレリン)に勝利し,人類最強となるのだ。
最強となった鋼だが,次は人間だけではなく,アフリカで行われるライオンだとかトラの出場する地上最強の生物を決める格闘大会に出場することになる。

ここまでが,だいたい2話目くらいの展開だった。この時点で僕は,「きっとこの漫画はヒト代表として大会に出場した鋼が,次々と猛獣と戦っていくんだろうなぁ・・・」と思ったが,早々にこの予想ははずれてしまう。
主人公かと思われた鋼だが,一回戦でカバに負け,死亡してしまうのだ・・・。
この後,物語は動物たちがトーナメントで最強を決めるということになる。ただ,普通に動物たちが戦うだけだと物語もなにもないので,普通にライオンだとかトラは互いに会話をしていたりする。また,ゴリラに至っては黒帯を身につけていて柔術を使ったりする。


真・異種格闘大戦【地上最強の生物は誰だ】 3巻【電子書籍】[ 相原コージ ]

人間不在の格闘大会なんて盛り上がるのか,と思ったものの,それでも全10巻,7年にもわたる連載をしているというのは驚かされる。
ただ,どうしても物語性が必要なのか,随所に人間は登場している。例えば,選手として登場するイヌは元闘犬なのだが,飼主だった人間との絆があった。また,ゴリラは人間から教わった柔術を使う。
そんな動物たちの中,もっとも深く描かれているのがシマウマのチェ・ゼブラである。たぶん,チェ・ゲバラから名前を借用したのだろうが,「草食動物が肉食動物に食われる世界は間違っている」と革命を志し,その革命のために格闘大会に出場していたりするし,「対戦相手の強さを取り込むため」に相手の肉を食べたりする。
このゼブラは決勝戦でライオンと戦うほか,ヒクイドリ,ワニ,オオトカゲなんかと戦って勝ち上がっており,強さの箔づけがなされている。
実質的な主役はこのシマウマ,チェ・ゼブラだろう。仲間たちとの交流だとか,過去の掘り下げがかなり描かれている。


真・異種格闘大戦【地上最強の生物は誰だ】 2巻【電子書籍】[ 相原コージ ]


最終的に,決勝戦はシマウマのチェ・ゼブラとライオンのキング・オブ・キングスの試合ということになる。(なお,トラは1回戦で敗退。)
百獣の王,ライオンの強さはいちいち説明しなくていいだろう。本作でも,インドサイやアフリカ象を秒殺し,柔術使いのゴリラにも勝利している。
特に柔術ゴリラ対ライオンの試合はかなり盛り上がり,ゴリラに柔術を教えた人間とゴリラの交流のほか,ネコ科の柔軟な体を持ち,必殺の牙と爪を持つライオンに対し,相手と密着しなければならない関節技は通じるのか,と非常に面白かった

さて,最終回だけど,激闘の末,ゼブラは試合中に立ったまま死亡してしまうものだ。しかし,何度倒れても立ち上がるゼブラに恐怖したライオンは恐怖でたてがみが真っ白になってしまうのだ。
こうしてチェ・ゼブラは決勝戦で死んでしまったものの,彼の革命の心はシマウマの心に残り,シマウマは肉食獣と戦い,追い払えるだけの力を得て物語は完結する。

感想として,著者の相原コージは梶原一騎のファンだったからか,随所に梶原漫画のリスペクトが見られる。たとえば,決勝戦,チェ・ゼブラに試合では勝ったものの,ライオンのたてがみが真っ白になったのは『あしたのジョー』のリスペクトだろう。早々に死んでしまったとはいえ,人間代表として大会に出た剛矢鋼もライバルの吾代力を殺してしまったという悲しい過去があったりする。
僕みたいな,梶原漫画ファンは楽しめるだろう。




(1巻44頁。構図がまんま力石の死に慟哭するジョーと同じ)

我ながら,驚くのがこういう人間不在・・・とまではいかないが,ほぼ動物だけの漫画をよく読み続けられたものだと思う。
なぜ読み続けられたのかと言えば,それは物語がどう終わるのか,それが非常に気になったからである。
たとえば,人間である剛矢鋼が決勝まで勝ち残って優勝する・・・,そんな漫画でも良かったとは思うのだ。これでも,各動物の特徴や,もし戦えばどうすればいい,などのうんちくを語ることはできたはずだ。
しかし,本作はそうしなかった。人間である剛矢鋼は一回戦で早々に敗退することで野生動物の強さを強調した。実際,そうだろうとは思うのだ。人間の最大の武器は知恵にあり,これで戦えば最強の動物である。さらに素手でも人間が最強でありたい,というのはいささか強欲するぎる。そういう意味で,人間が早々に敗退したのは英断だったといえるだろう。
ふと思い出したのが,吉川英治の小説『宮本武蔵』である。村で暴れまくっていた武蔵を,知略で拘束し,木に縛り付けた沢庵和尚の発言である。別に人間は虎より弱くてもいいのだ。





なお,話の合間に動物に関するうんちくが語られるのだが,正確なのかどうか・・・。
最近の漫画だと,『テラフォーマーズ』だとか『キリングバイツ』みたいな,動物だとか虫だののうんちくを語りながら動物の力を移植した改造人間たちが戦う漫画があるけれど,こういう漫画が好きな人なら楽しめるだろう。



キリングバイツ(1)【電子書籍】[ 村田真哉 ]



真・異種格闘大戦【地上最強の生物は誰だ】 10巻【電子書籍】[ 相原コージ ]






最終更新日  2020.04.23 19:41:36
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2020.04.21
カテゴリ:漫画
劇画王の名をほしいままにした梶原一騎であるが,逮捕された影響なのか,単に売れないからなのか,絶版になっている作品も多い。
以前から興味があった『人間兇器』なのだが,コンビニコミックなどで復刻することもなく読めなかったのだが,電子で復刻していたので読むことができた。
奥付をみると,作画の漫画家と連絡を取れないかなにかで出版できなかったらしいのだが,「著作権者不明」ということで文化庁に裁定の申請をし,それが認められたから出版できたようだ。
他作,特に『カラテ地獄変牙』なんかと比較しながら感想など書いていこう。


人間兇器1【電子書籍】[ 中野喜雄 ]


『人間兇器』は空手をテーマにしている作品だが,本作について語る前に梶原一騎と極真空手について触れなければならない。
梶原一騎のヒット作と言えば,『巨人の星』と『あしたのジョー』であり,この2つが双璧だとしても,極真空手の大山倍達を主役にした『空手バカ一代』もやはり大傑作だ。梶原一騎の台所事情を推察するに,映画だとかでかなりの収益を上げたのではないだろうか。



【中古】少年コミック 空手バカ一代(6) / つのだじろう


そんな『空手バカ一代』は1971年に連載を開始するわけだが,梶原一騎は『空手バカ一代』の焼き直しとしかいえないような作品をどんどん生産していくことになる。
たとえば,1974年の『新ボディガード牙カラテ地獄変』だとか,1978年の『新カラテ地獄変』だとかである。この『人間兇器』は1979年に連載を始めるわけだが,正直言って『空手バカ一代』の焼き直しである『カラテ地獄変牙』のさらに焼き直しと言えるかもしれない。主人公の立ち位置が非常に似ているのだ。



カラテ地獄変牙1【電子書籍】[ 中城健 ]

ここで,『カラテ地獄変牙』との類似点を書き出してみると,おおよそ以下の通り。

・主人公はぶち込まれた少年院でボスとして君臨する
・主人公の師匠は大山倍達をモデルにした空手家
・主人公は所属する空手道場の普及のため,海外へ渡航する
・主人公は大山倍達をモデルにした空手家と対立し,愛憎半ばする関係を持つ

このほか,『人間兇器』の主人公・美影義人は「人間はみんな兇器」。「強い兇器と弱い兇器があるだけだ」というニヒルなリアリスト思想を持っているのに対し,『カラテ地獄変牙』の主人公・牙直人は「人間の性は悪なり」というのを座右の銘にしており,どちらも殺伐とした思想を持っている。
しかし,『人間兇器』の美影が『カラテ地獄変牙』の主人公,牙直人と明確に違う点がある。
それは,牙直人ほど空手道に邁進しようとしないところだ。




(1巻36頁。人間はみな兇器)

象徴的なのが,少年院時代の話である。
牙直人は少年院で火乃原奈美の空手に敗北すると,自分も空手を習得し,強くなろうとした。
一方で美影はどうしても実力で勝てないボスがいると,ボスの姉を陵辱し,その写真をネタにボスをタコ殴りにするのだ。
牙も美影も少年院でボスとして君臨するものの,美影には「自分の肉体を鍛えて強くなる」という努力する姿勢をあまり感じない。
のち,美影は自分より実力の勝る武術の達人,薫子に対し,自らの空手を鍛えるわけでもなく,肉体を陵辱することで支配した。このように,美影はなにかあると女性を陵辱することで支配する。それでいて,師匠の大元烈山への恐怖などから「股間の兇器」が肝心なときに役に立たない,女性を陵辱できないというシーンが何度も描かれてしまっており,精神的な弱さを感じさせる。
同じ現実主義者でありながら,牙直人は空手にだけは絶対的な価値観を維持しており,問題解決について鍛えた空手を武器に立ち向かう。一方で,美影義人は空手も使うが,それ以外の手段をためらいなく使うという点で大きな差がある。
そんなわけだから,美影義人については兇器の凄味というよりも,どことなく小悪投じみた印象を受けてしまい,牙直人ほど共感もできない。

最終的に,美影義人は政治家の秘書になり,自らも国政に打って出ようとする。
梶原漫画において「師匠との対立」というテーマはよく使われるものの,国政に出るという美影は空手の世界,格闘技の世界の盟主になろうとしていた師匠を超えていると言える。
梶原一騎が描く空手漫画や格闘漫画の主役たちは,あくまで格闘技の世界のチャンピオンをめざしことはあっても,現実世界の権力を求めなかった。
ただ,美影はほかの梶原漫画の多くの主人公たちと同様,破滅を迎えるのだ。

また,師匠キャラにおいても『人間兇器』の大元烈山と『カラテ地獄変牙』の大東徹源とは大きく違う。
どちらも空手の一流派の創始者であり,海外にも空手を普及させようとするという点で極真空手の大山倍達をモデルにしていることは間違いない。
ところが,弟子に愛情を持っているか疑わしい『カラテ地獄変牙』の大東徹源に対し,『人間兇器』の大元烈山は明確に愛情を持っているように描かれている。
基本的に,『カラテ地獄変牙』の大東徹源は弟子の牙直人を「空手普及のための鉄砲玉」と見ているような描写が多く,死の危険があるような危険な任務に送り込んだり,自らの手を汚すかわりに牙直人を使ったりする。
一方で『人間兇器』の大元烈山は,弟子の美影義人がアメリカで不祥事を起こし,刑務所にぶち込まれることになると責任を取ってアメリカの道場をすべて撤退させたりする。また,刑務所で空手を指導するという名目で囚人となった美影義人を助手にし,刑務所内に限定されてはいるものの,一定の自由を与えたりもした。
当初の僕は,てっきり大元烈山も大東徹源のような「空手魔王」だと思っていただけに,ちょっと衝撃を受けた。

総評として,どうしても『人間兇器』は先行する『カラテ地獄変牙』と比べざるを得ず,先行作品の焼き直しとしか思えないような部分が多い。
上述したように,梶原一騎が主人公や師匠キャラを少し変えているが,大枠が似通っているため,焼き直しの評価は免れないだろう。
そして,焼き直しだとして,完成度は大きく下がると思う。困難を鍛え抜いた空手で乗り越える牙直人に対し,女性を陵辱するだとか現金の力で切り抜けようとする美影義人はどうしても魅力に欠けるのだ。
もしかすると,脱スポ根を願い,また世間への鬱屈をためていた梶原一騎の心の変化が,美影義人という人物を生み出したのかもしれない。
僕は,『カラテ地獄変牙』は何度か読み返しているが,『人間兇器』を読み返さないのではないかな,と思う。


人間兇器23【電子書籍】[ 中野喜雄 ]






最終更新日  2020.04.21 00:14:19
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2020.04.20
カテゴリ:漫画
ついに10巻の大台に達した『はぐれアイドル地獄変』。
本作の表紙はけっこうセクシーなのが多いのだが,今回は露出度かなり控えめなので,未成年もレジに持って行きやすい。

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はぐれアイドル地獄変 10【電子書籍】

本編に入る前に,もう1つ雑談を。
『はぐれアイドル地獄変』ですが,実写映画化が決定したそうです。
一瞬,「AVになるの?」と思った僕は心が汚れているのかもしれない。下手にアニメ化をするよりも,実写の方が海空の魅力が伝わるのかもしれない。2020年秋公開予定というが,これは楽しみである。

さて,本編だが2つの試合を見ていく。
1つは,主人公である海空とマリア・ルイーザ・リベイラの試合の話である。
過去の日記でも書いたけれど,このマリア・ルイーザ・リベイラの父親は容姿や経歴から見て,ヒクソン・グレイシーをモデルにしている。つまり,マリアは女版ヒクソン・グレイシーのような戦闘スタイルなわけだ。期待値は高まる,と言わなければならない。

試合は,一進一退の末,海空が覚醒して勝利。格闘技で言う,無拍子というか,ああいうやつですかね。
ところで,最近の高遠先生はTwitterで試合の解説をしてくれるのだけれど,このようなツイートを投稿しておられる。








(高遠るい先生の2019年11月17日のツイートから引用)

これまでの試合展開を見ても,「余力を残して勝ち上がっているマリアの方が,苦戦しながらの海空より格上かなぁ」,と思っていたが,実際にそうだったようだ。
何度か言っているけれど,このマリアというキャラ,ベスト8で敗退というにはもったいない,もっと試合を見たいキャラであった。決勝であたっても全然不思議ではない。言うならば,『グラップラー刃牙』の最強トーナメント時点の烈海王くらいの魅力がですね。
なお,作者もそう思っているのかどうなのか,今後も解説役なり,なんなりで再登場はありそうだ。

2点目に,鯨岡ミカとルナ・カーンの試合。
ミカさんは過去作の主人公とは言え,海空と同じく空手使い。強キャラ感を出しまくりのルナ・カーンには勝てないだろう・・・と予想していたが,普通にミカさんが勝ってしまった。
しかも,結構エグい。ルナは右の鎖骨骨折,右肘と右膝脱臼骨折,肋を数本骨折,眼底骨折とかなりダメージを負っている。
これは正直引いてしまう・・・。なお,ミカさんの空手観を説明するため,200×年に行われた他流試合の解説の話。
これ,どうやら各方面に配慮したらしく,総合格闘技のA氏と合気道流派のB氏と紹介をしているが・・・,これはあれですね。探偵ファイルでやってたあの試合。流血沙汰の凄惨な試合になって,当時話題になったやつだ。




(本書172頁。ややピンボケさせているが,B氏の胴着には・・・)

配慮しているっぽく見えるけれど,当時を知るものならば瞬間的に特定できるだろう。また,仮に知らなかったとしても,B氏の胴着に色々書いてあるためちょっと検索すればでてきそうではある。

さて,色々あったけれど,準決勝は海空とミカさんの空手対決になる。
空手観の違い,というのがテーマにはなりそう。思えば,ミカさんは初登場の時点でヤクザに喉に貫手をぶち込んでたし(5巻),この大会でも一回戦で「腎臓に突き刺す」つもりで対戦相手の肋を折ったり,二回戦でも相手の喉に貫手をぶち込んでた(7巻)。
『ミカるんX』の時代はこんな殺意の強い技を使っていたっけか・・・と思うがどんなもんだろうか,対戦相手をKOはしても破壊までしない海空と対照的に描いているっぽい。

ついでに今後の予想もしておく。
ミカさんには悪いが,海空が決勝に行くことはほぼ確定だろうとして,決勝戦の相手である。
本誌の方では色々あるが,ロボ子がけっこう強い・・・。個人的には,今のタフもそうだが,機械に格闘技をさせてというのはあまり好きでもない。
やはりここはマオマオに賭けよう。


はぐれアイドル地獄変 10【電子書籍】






最終更新日  2020.04.20 18:38:40
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2020.03.26
カテゴリ:漫画
なんとなく,読んでて分からん漫画というものがある。分からんから読むのをやめてしまう場合が多いのだが,分からないのになぜか読み進めてしまう漫画もある。
今回,そんなよく分からん漫画である,『首を斬らねば分かるまい』を買ってしまったので,感想と分からん点を色々書いていきたい。


首を斬らねば分かるまい1巻【電子書籍】[ 門馬司 ]

さて,この本作はどんな漫画かといえば,舞台は明治4年の東京。
主人公は華族の少年,愛洲幸乃助(あいす・ゆきのすけ)である。名前からして,アイスで雪って,狙っている名前なのだろうか,たまたまなのだろうか,意味のない深読みをしてしまう。
この幸乃助であるが,18歳という若さで立たないのである。それも生まれてから一度たりとも,というのだから症状は深刻である。




(1巻15頁。一度たりとも。。。)

そんな幸乃助であるが,無頼の兄に連れられて首斬りを見ることになる。首を斬るのは美少女,洞門沙夜(どうもん・さよ)である。1巻の表紙にも描かれている美少女である。どういうわけか,返り血を浴びる沙夜を見た幸乃助のカラダに変化が起きて・・・というところで1話目が終わり。
僕はてっきり,華族の少年と,首斬り家の少女の恋愛漫画なのかな,と思ったものだ。


ただ,これがそう簡単にはいかない。
ようやくエレクチオンしたという興奮で首斬り家に夜這いをかける主人公だが,普通に拒否されてしまい,幸乃助は無頼の兄に連れられて吉原に行く。
兄としては,「お前が洞門沙夜にフラれたのは,綺麗すぎるから」といって,汚れなきゃいかんというのだ。21世紀に生きる僕としては,もっと色々ある気がするのだけれど・・・。
このあと,1巻では,主人公が初体験をした遊女の悲哀なんぞをやることになる。これがもの悲しくて・・・。
そして,遊女の話が終わった頃,つまり1巻も8割くらい読んだところで僕はふと思い出すのだ。首斬り家の少女はどうなったんだ,と。これでは,明治吉原浪漫譚という感じではないか,と。
なお,最後の方でやっと首斬り家の少女は再登場して,盛大に主人公をフるので,たぶん,この首斬り少女がメインヒロインでいいのだろうなぁ,と思う。




(1巻188頁,ダメっぽいです)

ここからが,分からん話。
1つに,主人公はそうそうに遊女で初体験をすませてから,しばらくは吉原に通いまくるのだが少年漫画ならあり得ない話である。
21世紀を生きる僕としては,初体験というのは愛する女のために取っとくものじゃないのかと思うが,時代が明治だというのでそんなものなのかもしれない。
というか,生まれてから一度も立ったことがない,というのならば精神的なものというより肉体的なものだと思うのだが,一度エレクチオンすると,その後も普通に遊女のものと通いまくってる。

2つに,主人公を悪の道に誘い込む兄,達臣である。
この兄,妾の子であるし,顔も恐いから,てっきり主人公を堕落させて嫡男の座を奪い取ろうとしているのではないか・・・と僕は思っていた




(1巻11頁。なんとかエレクチオンさせようとする兄の図)

ところが,どうやらそうではないようだ。
弟が立たないというのなら,目の前で使用人とヤって見せるというAVのない時代特有のやり方で立たせようとしてみたり,弟が首斬り家の少女にフラれたとあらば吉原に連れて行ってやる。
また,弟の馴染みの遊女が働いていた遊郭がブラック企業で,自殺未遂までしたというなら経営者をやりこめてくれたりする。
単行本にはまだ収録されていないけれど,幸乃助がアヘン,つまり麻薬に手を出してしまうと殴ってでもやめさせたりする。
いつのころからか,僕はこの兄・達臣のファンになってしまい,読み進めてしまった

まとめに入るけれど,この『首を斬らねば分かるまい』はいまいちよく分からん漫画である。
たとえば,『カイジ』ならギャンブル漫画だと言えるし,『彼岸島』なら吸血鬼と戦うバトル漫画だと言える。
じゃあ,『首を斬らねば分かるまい』は何の漫画なのだろう。恋愛漫画というには少し違うように思うし,明治を描く時代劇漫画がになるのだろうか。
物語がどういう方向に転がるのか,このあたりが全然分からない。ただ,なぜか読んでしまうし,単行本も買ってしまったんだよなぁ・・・。


首を斬らねば分かるまい1巻【電子書籍】[ 門馬司 ]






最終更新日  2020.03.26 17:31:55
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2020.03.17
カテゴリ:漫画
『北斗の拳』という国民的な漫画がある。僕らの世代で「北斗の拳ごっこ」をしたことがないという男はいないだろう。
適当に「あたぁ!」等と叫びながら友達の体を指圧し,「お前はもう死んでいる・・・」とかやるのである。これが結構楽しい。




(2020年16号。表紙画像)

さておき,ヤングマガジンで,衝撃的な新連載が始まった。タイトルは『ケンシロウによろしく』。
『北斗の拳』やら『ブラックジャックによろしく』を盛大にパロった名作・・・になるかもしれないので感想を書いていこう。


あらすじとしては,こうだ。
主人公・沼倉孝一は10歳のころ,唯一の家族だった母親に捨てられたのだ。なんでも,母は交際していたヤクザと一緒になるため,邪魔だった主人公を置き去りにしたのだ。
復讐を誓った主人公はヤクザを殺すため,『北斗の拳』を読み込んでトレーニングし,10年をかけてケンシロウのようなムキムキの体を手に入れたのだ。また,ツボの勉強もした結果,「あん摩マッサージ指圧師」の免許を手に入れた。本作は,そんな主人公を描くギャグ漫画である・・・。
個人的に注目して欲しいのが画像左下。『北斗の拳』のコミックスが綺麗に描かれており,武論尊先生と原哲夫先生の名前が普通に読めるようになっている



(12頁。左下のコミックスがモロ出し・・・)

『北斗の拳』の主人公,ケンシロウの使う北斗神拳は相手の秘孔(ツボ)を刺激し,逆らう奴は指先一つでダウンさせる最強の暗殺拳であるが,そんなもんは現実には存在しない。
本作の主人公,沼倉孝一も20歳過ぎて,ヤクザにボコボコにされてはじめて「北斗の拳だけじゃ正確なツボがわからないことに気づいた」とかいうあたりは爆笑して読んだ。

そんな感じの1話目は基本的に主人公の紹介である。北斗の拳パロディ満載である。
一方で,2話目は主人公が風俗に行き,風俗嬢をマッサージするという,なんかやべー展開になっている。
たぶん,こんな感じで日常回をやるんじゃないかなぁ,と思う。

ところで,Twitterでこの漫画のことをつぶやいたら,知人弁護士から「権利関係は大丈夫なのか?」とメンションが来た。いやー,ヤバいんじゃないですかね・・・。特にコピーライトがどうとか,原作原哲夫なんて書き込みはない。
ただ,よく見てみると普通は広告なんかが入るページの端に「GREAT RESPECT to 『北斗の拳』and the authors,BURONSON & TETSUO HARA」と書いてあるのが分かる。(見開き2頁まるごと載せると,さすがに怒られそうなので1頁隠します)



(週刊ヤングマガジン2020年16号,14~15頁)

また,「『北斗の拳』【究極版】単行本全18巻 全国大好評発売中!!!」と広告してたり,極力怒られないよう,配慮をしているのがわかる。(見開き2頁は問題ありそうなので1頁隠します)




(週間ヤングマガジン2020年16号,20~21頁)

このくらい『北斗の拳』宣伝をしておけば,わりと許してくれそうな感じはする。
ちなみに,1話目は『北斗の拳』の表紙画像やら構図をそのまま使ったシーン出ているが,2話目は「北斗の拳」の「ほ」の字すら出てこない。最悪,1話目を単行本未収録にするか,あるいは怒られても適宜改変すれば許されるのかな・・・。
ところで,『北斗の拳』のパロディは数多く,公式で出ている『北斗の拳イチゴ味』のほか,白泉社でやってた『KAPPEI』だとかジャンプでやってた『ボボボーボ・ボーボボ』なんてものもある。
こう考えてみると,『北斗の拳』ってギャグとの相性が良いようだ。たまにシュールギャグみたいなシーンもあるからなぁ・・・。



北斗の拳 イチゴ味 1巻【電子書籍】[ 武論尊 ]



KAPPEI1【電子書籍】[ 若杉公徳 ]
北斗の拳 イチゴ味 1巻【電子書籍】[ 武論尊 ]​​
ボボボーボ・ボーボボ 1【電子書籍】[ 澤井啓夫 ]






最終更新日  2020.03.17 18:40:31
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2020.01.15
カテゴリ:漫画
唐突に弁護士やってる友達(アニメ好き)から異種族レビュアーズについてのラインが来た。そういえば,アニメ化したもんなぁ,と感慨に耽ってしまう。
こう,場末のインディーズを「俺が応援しなきゃ」という使命感からCDなんかは欠かさず買っていたが,なんかメジャーになっちゃうと「もう俺が応援しなくてもいいじゃん」という気持ちになるアレである。


異種族レビュアーズ 4【電子書籍】[ 天原 ]


それはそれとして,漫画の4巻が出たので感想を書いていく。
目的としては感想を残しておくというのもあるけれど,備忘的なメモとして各話のおおざっぱな内容も残しておく。この作品,サブタイトルがなく,そっけなく「29話」としか書いてないから,あとで目次を見て,どんな話だったか探すのが一苦労なのだ。なので,簡単に記録を残しておくのも悪くはあるまい。
4巻に収録されている29話~35話に俺がサブタイトルをつけるとこんな感じか。

29話 異種族結婚奇跡の村(後編)
30話 けもの道編
31話 サキュバスムービー編
32話 ドワーフ編(前半でギルド紹介)
33話 こげつき依頼編
34話 レビューなし(勇者の紹介)
35話 ミミック編

例によって,すべての話に感想を書く余裕はないので,2つにしぼろう。
1つは30話,「けもの道編」だ。
これは,レビュアーズのみなさんが獣人系専門のサキュバス店に行くという話。何が面白いかというと,獣人にも色々いて,人間成分が99%でかるく猫耳がある程度のものから,人間成分が薄くて「しゃべる獣」くらいのものまでいるところ。
そんななかケモ度が高い嬢に対してスタンクが「が,頑張ればなんとか・・・」と言って嬢をキレさせるシーンは爆笑した。
性豪スタンクさんも,やはり人間なんだな・・・。この世には,「イーブイを性の対象として見られる」というケモナーもいるんだけどね,いや関係ないね。




(26ページ。頑張ればなんとか・・・)

次に34話,「こげつき依頼編」。
この世には,冒険者が誰もやらないという「こげつき依頼」というものがある。どうしても処理したいので,ギルドとしては酒場の看板娘とのプレイを報酬にしているのだけれど,スタンクたちがそんなこげつき依頼に挑戦するという話である。
スタンクたちレビュアーは,設定上,いずれも腕のしれた冒険者である。一応,小説版ではダンジョン攻略をするシーンなどはあるのだけど,漫画版でそんな冒険シーンがあると新鮮だ。
それにしても,スタンクって英雄クラスの実力だったのか・・・。で,ブルーズもライオン獣人なみなのね。
個人的に,このコマはいつもレビューしてるスタンクたちのレビューのようで面白い。




(82ページ。各レビュアーズに対する冒険者としてのレビュー)


なお,小説版も読んでるから,そのうち感想書くよ。

異種族レビュアーズ 4【電子書籍】[ 天原 ]






最終更新日  2020.01.15 12:36:26
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2019.12.26
カテゴリ:漫画
沖田総司が江戸時代初期にタイムスリップする沖田編もいよいよ大詰めの8巻である。



衛府の七忍 8【電子書籍】[ 山口貴由 ]


前巻の復習だけど,タイムスリップした沖田総司は色々あって,町道場の世話になっていた。ところが,そこの一人娘が鬼に殺されたということもあり,沖田は柳生宗矩に協力し,鬼退治をすることになったのだ。
前巻の終わり具合から,柳生宗矩と沖田総司がそれぞれ鬼と戦う感じだろう・・・と思っていた。
実際,柳生宗矩も具足を身にまとい,戦うのだ。
新影流の極意「兜割」なんて,そんなもん見世物のための技で実戦では使わないよ,という回想から鬼退治用の技だったとか,こういう展開は熱いと思う。

ただ,そんな渾身の兜割でも死なない鬼に,宗矩が自爆攻撃を仕掛けようとするところに桃太郎卿が登場するわけだ。
神州無敵だとかなんとか物語初期から言われていた桃太郎卿である。
宗矩も,「娘を献上してもかまわぬ! いや,わしを捧げてもよい!」とかホモくさいことまで考えてしまっている。


(8巻電子版28頁。神州無敵のたたずまい)

なお,演出を見ると宗矩は桃太郎卿の顔を知らなかったようだが,桃の鉢巻きに平安風の鎧なんて,こんなわかりやすい格好をしているとそりゃ桃太郎だよという感じになるよね。

なお,そんな桃太郎卿の戦いっぷりだけど,けっこうエグい
火薬を詰めた子犬を投擲してみたり,力尽くで鬼の体を引き裂いたりする。


(8巻電子版78頁。安泰じゃ)

口癖は「安泰じゃ」であるっぽく,常人ならば死ぬレベルの攻撃を何度も受けつつも「安泰じゃ」とノーダメージをアピールしてくるんだけど,おかしくはないですかね・・・。
よく見たら,犬,猿,雉の化身鳥獣を呼び寄せて攻撃させているものの,自身の刀は抜かずに終わらせている。

そんな桃太郎卿の戦い方は規格外ではあるのだけど,個人的に衝撃を受けたのは桃太郎卿が首と顎での白羽取りをするシーン。


(8巻電子版40頁。押すか引くかしなければ切れぬ。安泰じゃ)

これ,『悟空道』の主人公,孫悟空の魔技・真王首にそっくりだ。これは,悟空が「息を止めて力を入れると首が鋼鉄より硬くなって刃物の方を折ってしまう」って技で原理はずいぶん違うんだけどね。
僕は,『悟空道』が大好きなのだけど,あんまり最近は出てきてなかったからそこは嬉しい。

一方で,沖田総司の方は谷衛成との激闘の末勝利。
実際は色々あるのだけれど,桃太郎の方がインパクトあったかな。
で,柳生宗矩から四百石で江戸市中の警護の仕事を依頼されたものの,沖田総司はこれを拒否して逐電。
これにて沖田編は終了となった。
新撰組という幕府側の人間だったはずなのに,なんで沖田は宗矩の誘いを拒否したのだろうか。これはよく分からない。旗本奴を率いての仕事が気にくわなかったということなのか,鬼の方にも人情があることが分かったからなのか。
これまでの主人公たちと異なり,幕府側だった沖田がこれからどうなるのか,気になるところだ。
あと,前巻の感想で,「いか娘は死んでないんじゃない?」と書いたけど,何のフォローもないので本当に死んでいるっぽい。悲しい。

そして,波裸羅を主人公とした短編のあと,次の話として黒須京馬を主人公とした新しい話が始まった。
黒須京馬はこれまでの山口貴由作品でもたびたび,文字通りクロシオーバーして登場するキャラクターではあるのだけど,今度は真田十勇士に育てられた忍者として登場した。沖田総司と違って,明確に豊臣側なので,先は読みやすそうである。

ところで,いつになったらこの物語は収束に向かうのだろう。
零鬼編,震鬼編,雪鬼編,霞鬼編,霹鬼編,武蔵・雹鬼編,霧鬼編,沖田・霓鬼編と,これまで8つの話があり,8人の主人公がいた。このうち武蔵と沖田の者は怨身忍者になっている。
ここに黒須京馬の雷鬼編が始まると,9人の主人公がいることになる。キリよくもう1人くらい入れて,10人の主人公で家康と戦うのだろうか?



衛府の七忍 8【電子書籍】[ 山口貴由 ]






最終更新日  2019.12.26 22:00:58
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2019.10.15
カテゴリ:漫画
ロシア本国では絶対にアニメ化できなさそうな『ライドンキング』の新刊が出た。大雑把に言えば,プーチンのそっくりさんであるプルチノフとジェラリエ騎士団との対決編といったところか。
感想を書いていこう。(参照「​1巻感想​」「​2巻感想​」)


ライドンキング3巻【電子書籍】[ 馬場康誌 ]

簡単なあらすじだけど,プルチノフと旅の仲間になっていた可愛い女の子たちの秘密がついに明かされる。
魔法使いの方の女の子,ベルは「魔圧縮」という,生物以外の物を小さくし,また必要な時に元の大きさに戻す魔法が使えるという。ドラえもんのスモールライトみたいなものか。
描写を見る限り,質量保存の法則も無視してようで,かなりヤバい。



(8頁。これは兵站の革命だ。)

さて,女の子の話はここまでで、以下はプルチノフの話をしてく。
まず,今巻のプルチノフは自慢の交渉力を見せてくれる。
マッチョな上半身裸という蛮族スタイルで、ドヤ顔しつつ交渉力を自慢するプルチノフは最高に笑える。ラインスタンプにしてくれたら、金払って買うファンが続出するだろう。


(19頁。交渉力に自信。)


そんなプルチノフだけど、彼の国作りがうかがわれる発言がいくつかあったので、2つほど見ていく。
1つが、これ。「為政者として統治の責任は民に対して負うもの」というの。
汚職に励む日本の政治家に聞かせてやりたいものだ。なお、この発言を発展させると、「民のための政治をしない国は滅ぼしていい」という形に発展するわけだけどね。


(31頁。主権は国民にある)

また、プルチノフは王になるわけだが、別に自ら名乗ったというより、まわりが勝手に王と呼ぶようになる。それに対し、プルチノフはあくまで王ではない、みなが友だというのだ。
そう、強いだけではダメなのだ。キン肉マン風にいえば、「心に愛がなければ、スーパーヒーローじゃない」のだ。プルチノフは強さも、愛も備えている。まさにスーパーヒーローである。

真面目な話はこのあたりにして、プルチノフとジェラリエの戦い。ここ、馬場先生は遊びすぎじゃないですかね…。
もともとも、ライドンキングは拾いきれないほどプロレスネタが詰まっている。たとえば、プルチノフが敵方から「閃光魔術師」(シャイニングウィザード)と呼ばれているんだけど,これは同名のプロレス技から来ているわけだ。
で,今回のプルチノはプルチノフは獣王の証である「十二亜八冠」(じゅうにあはっかん)の力で気位の高いケンタウロスに騎乗し,悪魔的合体をしたり,大地の力を入れての正拳突きで敵を倒すのだ!

ここ展開はふざけまくっていて,「十二亜八冠」って2巻で出てきたときは「12の部族を統治した8王国の冠」と説明されてたので読み流しちゃたっけど、これは明らかにグレートサスケ(みちのくプロレス)のジュニア八冠だろう。
あと,プルチノフがケンタウロスと悪魔合体したのに対し,ベルが「悪魔的(サタン)の結合(クロス)みたいな。1+1が200で10倍・・・」って発言しているけど,どこからどう見てもキン肉マンに登場する悪魔超人,サタンクロスろ・・・。
あと、「1+1が200」ってのは小島聡だろバカヤロー! 笑わせるなじゃないぞコノヤロー!
画像は面白すぎるので引用しない。自分で買って読むべき。

さらに再読していて気が付いたが,十二亜八冠について巻末の設定解説では,「ミチョーク王国のサスク王が作らせた」という,ふざけ切った説明がなされている。
そのほかにも「獣の神化は絶望をともなう哀しみを背負うことによる無想転生」と北斗の拳ネタをぶち込んでみたりしていて,色々とヤバい。


(189頁,遊び心があふれ出す解説)


物語的には,ケンタウロス編はジェラリエに悲しい過去が明かされたりと色々あったし,そこも語りたいけれど,長くなりすぎたので断腸の思いで省略。
ジェラリエは物語から退場したようだが、いよいよ話は大きく浮き出したので、次も買うしかない。

・​1巻感想
・​2巻感想



ライドンキング 3/馬場康誌【合計3000円以上で送料無料】






最終更新日  2019.10.15 17:30:26
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2019.08.07
カテゴリ:漫画
アニメの『ドラゴンボール超』も完結し、いよいよオリジナルストーリーに入ったドラゴンボール超の漫画版。10巻が出たので感想を書いていく。



ドラゴンボール超 10【電子書籍】[ とよたろう ]


これまでのおさらいだけど、アニメ同様、力の大会は悟空たち第7宇宙の優勝で終わった。それから始まったのが、銀河パトロール編とか、星喰いモロ編という話だ。
内容的には、銀河刑務所から脱獄した凶悪犯、星喰いモロと呼ばれる強敵と戦う話になる。
そんなモロはナメック星にドラゴンボールを求めて移動して来たので、ナメック星を舞台にして、悟空とベジータの戦いが始まるというのが前巻まで。

さて、10巻ではまずはベジータ対モロ戦が行われる。ひねくれた読者的には、「ベジータ負けるだろうな…」と思っていたのだが、まさにその通り。
モロの、対戦相手のエネルギーを吸収する能力にやられ、ベジータだけでなく、悟空まだやられてしまう。これに対抗できるのは、ブウだけという形になっていて、相性の問題か、助っ人に来たブウが有利に戦いを繰り広げる。

ただ、今回気になったのが2点ある。

1つは、どこかで見た展開が繰り返されていること。
そもそも、老いた強敵とドラゴンボールを争うというのはピッコロ編のようだし、戦場にナメック星が選ばれた経緯もフリーザ編とそう大きく変わらない。
また、ベジータはモロ戦の序盤で、わざと負けそうなフリをして、モロと会話をし、モロから情報を引き出した。これって、セル編でピッコロがやったのと同じ方法だよね…。


(10巻20ページ。わざと劣勢な演技をし、情報を引き出すベジータ)

また、モロの能力であるエネルギー吸収って、どうも人造人間19号や20号の能力と重なる。特に、ベジータのギャリック砲を吸収するシーンなんてそっくりだ。


(10巻60ページ、ギャリック砲を吸収するモロ)

ここあたり、長期連載だったドラゴンボールで物語を作ることの難しさを感じる。

それから、2点目。
モロがわざわざドラゴンボールで叶えたかった願いは何か、という点だ。
そもそも9巻においてモロは、「オレの願いは1つで十分だ」と言い、部下に残りの願いを叶えて良いと言っていた。


(9巻159ページ。モロとその部下、グランベリの会話)

ところが、10巻でこの話はなかったことになる。ナメック星の神龍、ポルンガは最終的に3つの願いを叶えたが、それは以下の通り。

・瀕死だったクランベリの傷を治す。
・老いたモロの魔力を全盛期にする。
・不明。

1つ目のグランベリの傷を治すというのは、イレギュラーな願いだ。でも、事前にモロは「自分の願いは1つでいい」と言ってた。
ところが、モロはグランベリを殺してまで、3つ目の願いを叶えた。この3つ目、読者や悟空たちに隠されているけど、何かがあるんだろう。
この辺りが、モロ編の鍵になりそうなのだが。






最終更新日  2019.08.07 23:57:52
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