2020.03.17

『ケンシロウによろしく』1~2話感想

カテゴリ:漫画
『北斗の拳』という国民的な漫画がある。僕らの世代で「北斗の拳ごっこ」をしたことがないという男はいないだろう。
適当に「あたぁ!」等と叫びながら友達の体を指圧し,「お前はもう死んでいる・・・」とかやるのである。これが結構楽しい。




(2020年16号。表紙画像)

さておき,ヤングマガジンで,衝撃的な新連載が始まった。タイトルは『ケンシロウによろしく』。
『北斗の拳』やら『ブラックジャックによろしく』を盛大にパロった名作・・・になるかもしれないので感想を書いていこう。


あらすじとしては,こうだ。
主人公・沼倉孝一は10歳のころ,唯一の家族だった母親に捨てられたのだ。なんでも,母は交際していたヤクザと一緒になるため,邪魔だった主人公を置き去りにしたのだ。
復讐を誓った主人公はヤクザを殺すため,『北斗の拳』を読み込んでトレーニングし,10年をかけてケンシロウのようなムキムキの体を手に入れたのだ。また,ツボの勉強もした結果,「あん摩マッサージ指圧師」の免許を手に入れた。本作は,そんな主人公を描くギャグ漫画である・・・。
個人的に注目して欲しいのが画像左下。『北斗の拳』のコミックスが綺麗に描かれており,武論尊先生と原哲夫先生の名前が普通に読めるようになっている



(12頁。左下のコミックスがモロ出し・・・)

『北斗の拳』の主人公,ケンシロウの使う北斗神拳は相手の秘孔(ツボ)を刺激し,逆らう奴は指先一つでダウンさせる最強の暗殺拳であるが,そんなもんは現実には存在しない。
本作の主人公,沼倉孝一も20歳過ぎて,ヤクザにボコボコにされてはじめて「北斗の拳だけじゃ正確なツボがわからないことに気づいた」とかいうあたりは爆笑して読んだ。

そんな感じの1話目は基本的に主人公の紹介である。北斗の拳パロディ満載である。
一方で,2話目は主人公が風俗に行き,風俗嬢をマッサージするという,なんかやべー展開になっている。
たぶん,こんな感じで日常回をやるんじゃないかなぁ,と思う。

ところで,Twitterでこの漫画のことをつぶやいたら,知人弁護士から「権利関係は大丈夫なのか?」とメンションが来た。いやー,ヤバいんじゃないですかね・・・。特にコピーライトがどうとか,原作原哲夫なんて書き込みはない。
ただ,よく見てみると普通は広告なんかが入るページの端に「GREAT RESPECT to 『北斗の拳』and the authors,BURONSON & TETSUO HARA」と書いてあるのが分かる。(見開き2頁まるごと載せると,さすがに怒られそうなので1頁隠します)



(週刊ヤングマガジン2020年16号,14~15頁)

また,「『北斗の拳』【究極版】単行本全18巻 全国大好評発売中!!!」と広告してたり,極力怒られないよう,配慮をしているのがわかる。(見開き2頁は問題ありそうなので1頁隠します)




(週間ヤングマガジン2020年16号,20~21頁)

このくらい『北斗の拳』宣伝をしておけば,わりと許してくれそうな感じはする。
ちなみに,1話目は『北斗の拳』の表紙画像やら構図をそのまま使ったシーン出ているが,2話目は「北斗の拳」の「ほ」の字すら出てこない。最悪,1話目を単行本未収録にするか,あるいは怒られても適宜改変すれば許されるのかな・・・。
ところで,『北斗の拳』のパロディは数多く,公式で出ている『北斗の拳イチゴ味』のほか,白泉社でやってた『KAPPEI』だとかジャンプでやってた『ボボボーボ・ボーボボ』なんてものもある。
こう考えてみると,『北斗の拳』ってギャグとの相性が良いようだ。たまにシュールギャグみたいなシーンもあるからなぁ・・・。



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最終更新日  2020.03.17 18:40:31
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