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それでも世界はよくなるプロジェクト。

それでも世界はよくなるプロジェクト。

LETTER FROM ブッダガヤ

「私は今は一切ドネーションをいたしません。8割の日本人の記述を見てわたしは日本人として恥ずかしくなりました。貧乏旅行ぶってインドに来て、わずかなお金をあげるだけで、こんな悪態を書いているのは本当に情けないと思いました。2割のかたは素晴らしいコメントを残しているのに・・・。毎年50代の日本人女性がボランティアで教えに来ているそうです。わたしはその方に感銘を受けました。私もこれから大学で英語の教員免許を取得して、必ず何年後になるかわからないけど、自分をドネーションしに来ます。文句のある方は○○○○@hotmail.comまでメールしてください。○○○○より。」


こんな感じであった。受け取る側としては、その場で現金の方が都合がいい

かもしれない。しかし私はそのときに自分をドネーションしに来ると、校長

先生と約束した。

そのときには大金背負って、もう一戸の校舎を建てるくらいの勢いで行って

やろうと今は思っている。
アヌプとチャンダン一家アヌプと俺


アヌプとチャンダンはいいやつ等だった。一緒にバイクであっちこっち遊び

に行った。しかし、かれらはカーストが低いことを自分たちがよく知ってい

る。だれが悪いというのではなく、生まれたときからそういう仕組みなの

だ。もう空気と同じ感覚で受け入れているんだろう。

観光していたインド人の人たちと一緒に撮ろうと言った時、彼らは来れなか

った。彼ら自身がカーストの上の人だと察知したからだ・・・。

観光中のインド人と俺。ブッダガヤ。

私は「これがカーストの壁か・・・」と感じざるを得なかった。

カーストがなくなる日が、差別や階級がなくなる日が地球に訪れるように、

私たち若い人間たちが目覚めて、近い将来行動に移すことを確信している。


(参考まで)
カースト制度は憲法では廃止されたが、昔からのバラモン教による深いカー

スト意識は今でも人々の間で残っている。その証拠に、10人中9人に名前

と住所を聞いたら、名前の最後に自分のカーストも書いていた。当たり前に

受け入れられている習慣なのだろうと思う。



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