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カテゴリ:スポーツ
もうすぐ、全日本大学野球選手権大会が開催される。 駒澤系の注目する学校は、関西国際大学である。 関西国際大学は1998年野球部を創設。 2001には阪神大学野球リーグに加盟している。 今シーズンは何と開幕10連勝。 10勝無敗でぶっちぎりの成績で、見事な初優勝を飾った。 そして、そのチームの指揮をとる男こそ、駒大野球部OB鈴木英之監督である。 <鈴木英之> 鈴木英之さんは大阪の名門PL学園出身。 高校時代は桑田・清原の1年先輩で、3番打者として活躍、甲子園では1984年に準優勝に輝いている。 (その時取手二との決勝戦で、センターを守っていた鈴木さんは初回打球をそらす大エラーをしてしまい、あとあとチームの敗戦に繋がってしまった) その後駒澤大学に進学。 小柄ながら俊足・巧打・攻守の3拍子そろった選手として当時の太田監督も期待。 背番号7をもらって、1年の春からベンチ入りである。 そして、3年の秋を除いて、毎シーズン打席に立つが結果が出ない。 それはそうだろう。 鈴木さんの1年上には田村勤(元阪神)、2年上には新谷博(元西武、日本ハム)、3年上に松井秀喜の中学時代の名コーチ高桑充裕(星稜高校出身)、同級生には野村謙二郎(元、広島)、2年下には関川浩一(現、楽天)、3年下には、若田部健一(元、ダイエー)、竹下潤(元、西武)とそうそうたるメンバーが揃う、強い時代の駒大野球部なのだ。チーム全体のレベルが高く、結果が出なければすぐに代わりはいる時代である。 その鈴木さんがそれまでのうっぷんを晴らすように、打ちに打ちまくったのは何と4年の秋、彼の最後シーズンだった。 4年の春終了時の通算成績は57打数10安打 打率は.175だったのが、4年の秋は大爆発。 38打数18安打で打率は. 474。 それまで実績のない選手が最後の最後で意地を見せ、あっという間に東都大学リーグ首位打者を獲得したのだった。 その後、鈴木さんは社会人チームの名門神戸製鋼で選手として活躍し、10年連続都市対抗に出場している。 1999年からは神戸製鋼の監督に就任。 4年間で都市対抗に2回、秋の日本選手権も4回チームを導いている。 2003年からは関西国際大学の野球部監督に就任。 短期間に、見事な手腕で今シーズンの栄冠に輝いた。 その鈴木さんが神宮に帰ってくる。 6月12日から開幕する今大会。 チームはシードされ、14日からの登場だ。 小柄ながら、でかい仕事をする男。 PLー駒大ー神戸製鋼と名門を渡り歩いた鈴木さん。 太田誠さんに鍛えられた、駒大健児の采配に注目である。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2007.06.09 09:58:54
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