2007/04/13(金)11:42
訳
俺、考え抜くって言葉が大好きなんですよ。
そりゃもちろんこの世の中、
理路整然とした白黒なんて大して存在しない訳で、
考え抜ききれない事なんてざらにあるんですが。
それでも何日も、何ヶ月も、何年も考え続ける事ってとても大事だと思っていて、
答えが出ずに焦ったり、悶々としたり、時には麻痺したりするのも、
生きていく上で絶対必要だと思うんです。
その内に、ああ、こう考えるとこうなるんだなって。
そんな閃きというか悟りというか、そんな感慨ってあるんですよ。
その「気付き」って、生きている事に対しての価値そのものな気がするんです。
時間の上に俺達の生きているという存在は乗っかっていて、
そこに流れを作るのは、やはり自分なんだと。
時間を止める事が出来ないというのは、
思考を止めることが出来ない事の証明でしかないって。
だから俺、時間が解決って言い方が大嫌いなんです。
いつまで経ってもその瞬間から逃れる事が出来ないこともあるはずだろうって。
今流行の言葉で言えばトラウマとかストレスとか。
これ、現代人の病の代名詞の一つですけど、
それって考え抜く事を疎かにしている事だとしか思えないんですよ。
あぁ、また話が飛んでいってしまってます。
とにかく。時間の流れを肌で感じる事が出来るって事は、
それだけ消化しようとした思考の工程があったはずなんです。
積み重ねてきた事は決して忘却のものになっているのではなくて、
なぜ生きるのかという問いに対しての答えの欠片になっているはずです。