男ふたりのつまみ食い。
晴れ時々くもり、風が冷たい今日の昼食は少し違っていた。いつもは、好きなものを食べ終わってから次ぎ、それが終わって、その次ぎという具合にしか食べない。ところが、今日に限っては、ご飯、おかずを適当な順番で交代に口に運んでいた。こんなこともあるもんだと感心。明日からはまた元に戻るかもしれない。いや、今日の夕食で、もう元に戻っていたなあ。明日の食事がどうなるか楽しみだ。今日の夕食のメインのおかずは「鶏唐の甘酢あん掛け」。ちょうど「鶏唐」ができた頃に、息子が「なんか、なんか~」といいながら近づいてきた。「お腹空いた。何か食べるものないか?」という合図だ。いつもなら味見と称して、ひとりでつまみ食いをするのだが、今日は息子に小さく切って食べさせてやった。「おいちい」といいながら、3切れほど食べた後、「これが最後!」と言って食べさせたが、食べ終わっても、「もっと、もっと!」と要求する。「後はご飯の時ね!」と言ってあきらめさせた。2人のつまみ食い。楽しかった。夕食時、息子は「ごはん」に夢中で、「鶏唐」には見むきもしない。さっきのつまみ食いの時の「おいちい」はなんだったんだ。