竹内の思い(使命)携帯電話が鳴る。メールが発達して、文字のやり取りができるようになり、 声のやり取りは、確かに少なくなっている事と思う。 だからこそ、かけていただいている意味もある。 会話の内容を、文字起こしをしたならば、 意味の無い会話と、取れるかもしれない。 言葉を交わしていく中の間(ま)も、 必要な時があるのだろう。 その先に、人が関わっている用事が無い限り、 私は電話を、自分からは切らない。 逆に、最後まで聞けない時は、電話を取らない。 自分だから、今だから、 求めてきていただいた何かを、 先延ばしにするのは、好きではないから。 「土」になりたいと、いつの頃からか思い始めた。 太陽は、暖かさをくれる。憧れを感じさせる。 水は、渇きを潤してくれる。その存在を嘱望される。 空気は、生まれてから常に、我々に触れている。 「土」は、太陽よりも、水よりも、空気よりも、 存在感は無いのかもしれない。 しかし、何らかのご縁で関わった人が、 足元をしっかりと踏みしめれるような、 安心して根っこを張れるような、 そんな接し方をしていきたいと思う。 根を張り、葉がでて花が咲き、実を成らす。 落ち葉や、地面に落ちた実が、私のご褒美となる。 ご縁をいただいた方の「土」となる。 それが私の使命なのだろう。 |