リタイヤした~元?web消防・救急出張所

2006/12/29(金)14:33

FDMAです。

消防関係&色々な広報関連(1151)

総務省消防庁について 総務省消防庁についてトップへ 国際消防救助隊世界の大規模災害に向けて、24時間以内に集結・出発。 政府としての救助チームを編成する「国際消防救助隊」。 1977年から2001年までの25年間に、全世界では少なくとも延べ約41億人が被災し、約128万人もの命が失われたという自然災害における統計データがあります。特に開発途上国における大規模な自然災害は、直接的に多くの人命を失うだけでなく、それまで積み上げてきた経済発展を阻害し、様々な苦しみを長く人々に与え続けます。消防防災における国際協力・交流は、世界のトップレベルの救助技術を有するスペシャリストや救援物資を提供し、被災国の苦しみを取り除くことを目的とするものです。これは、人道的な見地に立った、積極的かつ継続的な活動でなければなりません。001 国際緊急援助の救助チーム「国際消防救助隊」派遣体制国際緊急援助の一翼を担う国際消防救助隊は、緊急消防援助隊とは別体系で組織された救助の専門部隊です。活動内容はよく似ていますが、都道府県を越えて編成されることや、国外で活躍するという点が決定的に違います。国際緊急援助隊には、国際消防救助隊の所属する救助チームのほかに、救急治療や防疫のための医療チーム、復旧や災害の応急処置の専門家チームがあります。これら三つのチームが協力して、被災国への人的・物的援助を行うのです。大規模な災害が発生した国(主に開発途上国)に、先進の救助、医療、応急、復旧などの技術で貢献することは、国際社会における日本の義務といっても過言ではありません。 昭和62年に「国際緊急援助隊の派遣に関する法律」が公布され、総合的な海外派遣の体制が整いました。被災国からの要請があり次第、国家レベルでの迅速な対応が可能となったのです。まず消防庁長官は、外務大臣からの協力要請により、国際緊急援助活動を行うことを決め、各地の市町村に隊員の派遣を要請します。参集した国際消防救助隊の選抜スタッフは、国際緊急援助隊の救助チームの一員として被災国へ出発。そして日ごろ培っているその高度な技術と能力を被災地で発揮します。これまでにも、日本の国際消防救助隊は、世界のトップレベルの救助技術を有する救助隊として、海外において13回の救助活動や支援活動を行っています。消防庁では、これらの経験を活かし、今後もより効果的な国際緊急援助体制の構築を図るべく、その充実に取り組んでいます。002 世界で活躍する国際緊急援助隊国際消防救助隊は、現在、全国62消防本部から選抜された599名の救助隊員で構成されており、国際緊急援助隊のなかの救助活動を専門に行うチームとして被災国へ派遣されます。隊員は、豊富な現場経験と、いかなる事態にも適切に対処できる判断力や行動力を持ったスペシャリストです。厳しい訓練により身体を鍛え、各種救助器具の取り扱いに精通し、救急処置を熟知しています。出動体制としては、消防本部単位でローテーションを組み、海外での大規模災害が伝えられるやいなや出動準備を完了。そして派遣決定を受けて、24時間以内に海外へ出発します。消防庁には、より迅速な渡航のために、選抜された隊員の資格や特技が登録されています。モロッコでの活動状況 平成16年3月1日にモロッコに派遣されていた国際緊急援助隊の救助チーム23名と救助犬2頭が帰国しました。地震災害に対して要請を受け、派遣されていた救助チームです。救助チームは、現地で被災者の捜索・救助を終え、6日間にわたる任務を終了しました。遠い日本から救助チームを派遣したことや、テントや毛布などの援助物資を供与したことは、モロッコの国民にたいへん喜ばれ、モロッコ国の在日ホスニ臨時代理大使からも「他人のために自分の力を提供することは素晴らしい。大変に感謝しています」とメッセージを伝えられました。国際消防救助隊(IRT:インターナショナルレスキューチーム)ユニフォームと隊旗「助けを必要とする人がいる限り、地球の上の何処にでも駆けつけ、どんな災害にも対処します。いつ誰が求めようとも。」国際消防救助隊のトレードマークは、緑のエンブレム。愛称「愛ある手」をモチーフに、地球の上で固く握りあった手がデザインされています。またオレンジのユニフォームのバックには「JAPAN DISASTER RELIEF TEAM」の文字が刺繍されています。

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