カテゴリ:結構昔の?消防関係
はしご操作は、ご理解頂けましたでしょうか?
円滑な操作が出来るまでには、相当の訓練が必要です。 なんせ、人を上階まで運ぶ、地上まで無事に救出するんですから、本番は緊張するでしょうから、慎重さと精神力がものをいいます。 小学校などの避難訓練時に質問される事がありますが、一番多いのは、やはり、はしごが届かなかったら、どうするんですか?って、質問ですね。 答えは、消防車に積載している3連ばしごなどをはしご先端部から伸梯したり、上階から救出可能であれば、上階から救出します。救出方向は、下でも上でも言い訳ですから…。 多分、要救助者(救助を待っている人)は、火災の熱さで飛び降りようとしますが、ハングライダーやパラシュートをお持ちでない方は、飛び降りないで下さいね。助かる見込みが無くなりますから…。 この心理から、はしごが下から伸びて来ると、一刻も早くはしごに乗りたいがために、バスケット内に飛び移ろうとする方がいますので、我々は要救助者の上方向から、救助に向かいます。 これだと、飛び移れませんからねぇ~。 あとは、倒れませんか?です。縁起でもない!重力に逆らっている訳だから、倒れない保障はありませんが、何重もの安全装置があり、危険になる前に動かなくなります。 例えば、はしごを動かして、故意に運転席のキャビンにぶつけようとしても、十分な余裕を持って、はしごが停止し、ぶつからない方向…安全方向にだけしか動きません! 極力ヒューマンエラーを減らし、装置に頼り過ぎないようにしなければいけません。 我が所のはしご車は、油圧駆動なので夏場や45分以上の連続運転で、はしごの動きがおかしくなりますので、訓練は45分きざみで行います。 古いので故障もありますよ。 以前、搭乗体験の時に動かなくなって、手動で動かしたこともありました。 では、みなさんはしご車とのお付き合い?ありがとうございました。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2006年12月31日 12時17分53秒
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