カテゴリ:結構昔の?消防関係
URL→http://www.fdma.go.jp/ugoki/h2201/2201_19.pdf 勝手ながら…中国・四国ブロック訓練についてのみ、ご紹介しますね。 平成21年度中国・四国ブロック緊急消防援助隊合同訓練について・島根県総務部消防防災課 島根県内で大規模地震が発生したとの想定で、島根県出雲市を主会場に、平成21年度中国・四国ブロック緊急消防援助隊合同訓練を実施しました。 1.実施日平成21年10月15日(木)、16日(金) 2.実施場所 a 本部等設置・運営訓練…島根県庁、出雲市役所、出雲市消防本部、雲南消防本部 s 部隊参集訓練…出雲空港、河下港臨海工業団地、JA全農しまね駐車場 d 野営訓練…出雲ドーム f 部隊運用訓練…斐伊川河川敷公園 3.訓練内容 a 本部等設置・運営訓練(図上訓練) 消防庁応急対策室長通知「合同訓練の実施上の推進事項」に基づき、ブラインド方式、実時間での進行等の実戦的な訓練を実施した。また、初の試みとして県庁に「DMAT調整本部」を設置し、県災害対策本部、消防応援活動調整本部との連携訓練を実施した。 《今後の課題》 「DMAT調整本部」は、現在制度確立に向けて検討されているものであり、県庁への設置は全国的に例がなく、手探りでの取組であったが、消防と医療の「顔の見える関係」が構築できた。今後、今回の訓練を参考にして更に連携の強化に向けて取り組む必要がある。 s 部隊参集訓練 実時間による参集、消防応援活動調整本部との無線による情報伝達、部隊参集後に図上訓練に参加するなど、より実戦的な訓練を実施した。 《今後の課題》 実時間による参集を徹底したことにより、本県への部隊参集に予想以上の時間を要することが判明した。また、指揮支援部隊長到着までの出動部隊の活動の管理や、先着した限られた部隊での部隊配置のあり方等を今後検討する必要がある。 d 野営訓練 中国・四国ブロックでは初めてとなる出雲ドーム(屋内)での野営訓練を実施し、夜間には、島根大学医学部附属病院救急部の畑倫明医師を講師に招き「災害現場でのストレスマネジメント」についての研修会を実施したところ、多くの参加隊員から好評を得た。 《今後の課題》 屋内での野営訓練は、隊員の体力面等の負担軽減、トイレ対策等の施設有効利用という利便性はあるが、その反面、新型インフルエンザ対策や火気使用制限で給食支援等における後方支援活動に若干の支障があった。このことからも、受援計画を含めた施設利用計画見直しの必要性がある。 f 部隊運用訓練 訓練施設の当日公開、傷病者数の非公表等によりブラインド方式を徹底したほか、県隊長による活動方針の決定、応援部隊及びDMATの派遣要請を取り入れるなど、より実戦的な訓練を実施した。 また、日本語の話せない外国人の方に傷病者役として参加協力いただき、国際化に対応した訓練も行った。 《今後の課題》 ブラインド方式を徹底したことにより、活動部隊の車両導線や活動スペースの設定等、通常の訓練では気づかなかった諸問題が明らかになり、多くの成果が得られたが、訓練進行上における準備が未知であり、どの範囲までをブラインドにするのか十分に検討する必要がある。 また、航空管制、各種申請等における制約との兼ね合いで航空部隊とは十分な連携訓練が実施できなかった。無線交信を含め、実災害を想定した訓練を今後積極的に取り入れるよう関係部局と協議する必要がある。 4.その他 「地域衛星通信ネットワーク」を使用して、ヘリテレによる情報収集映像や部隊運用訓練の状況を全国の関係機関に向け配信した。 また、CATVの協力により部隊運用訓練の状況を県内のCATV加入世帯に向け生中継で配信した。 おわりに 今回の訓練により、関係機関との連携や、応援・受援体制等についての課題が検証され、有意義な訓練とすることができました。 訓練にご参加・ご協力いただいた各機関の皆様には心よりお礼申し上げます。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2010年01月14日 19時47分39秒
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